アクセスランキングで振り返る2021年「福岡の高校野球」




2021年も最終日となりました。今年は公式戦43試合を観戦し、観戦記を残すことができました。2021年の「福岡の高校野球」を本サイトのアクセスランキングと共に振り返り、年内最後の記事としたいと思います。

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今年も新型コロナの影響を受けながらの大会開催となりました。春季大会では準々決勝以降の試合で条件付きながら、およそ1年半ぶりに一般客の入場が解禁されました。地区大会、選手権福岡大会も同様の形で行われ、感染者が増え始めた8月の新人地区大会は大会途中で打ち切りとなったものの、秋の大会も無事に開催されました。

センバツでは4年ぶり出場の福岡大大濠が大崎(長崎)、具志川商(沖縄)と九州勢を連破して8強入り。左腕エースの毛利投手の好投、本塁打を放つなど3打点を挙げた8番松尾選手の活躍がありました。夏は11年ぶりに西日本短大附が優勝。全試合で登板した大嶋投手の安定した投球が光りました。全国大会では今秋のドラフト会議でロッテに4位で指名された二松学舎大付・秋山投手に完封を喫し、2010年以来となる甲子園での勝利はなりませんでした。

西短大附・大嶋

秋は九国大付が記録的な猛打で九州大会を制しました。明治神宮大会でも2勝を挙げるなど、来春のセンバツでの活躍を予感させました。

 

記事別アクセスランキングのトップは、選手権福岡大会で県大会の出場校が出揃ったことを伝える記事でした。夏の大会前に行った「印象に残った選手たち」シリーズを含めると8本が夏の大会絡みで、2年ぶりとなった大会への注目の高さがうかがわれました。

【記事アクセスランキング トップ10】
1.2021選手権大会第11日~香椎工が最終切符、17日(土)から県大会
2.2021夏の展望① Aブロック~ 福大大濠を追う八幡・春日・小倉工
3.第103回全国高校野球選手権福岡大会の組合せ決定、7/6開幕
4.2021夏の展望⑤ Eブロック~春の王者・九国大付に挑む強豪多数
5.16日の県大会から一般観客の入場を解禁~秋季大会
6.2021選手権大会第13日~城東・戸畑なども5回戦へ、16強決まる
7.この春、印象に残った選手たち④~野手編
8.この春、印象に残った選手たち①~右投手編(1)
9.2021秋季大会を展望する①Aパート~自由ケ丘、春日など有力
10.この春、印象に残った選手たち③~左投手編

【真颯館―福工大城東】8回裏真颯館一死一、三塁、森田が右越え本塁打を放つ

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観戦記事では夏の大会以外の試合がアクセスの上位を占めました。1位の「真颯館―福工大城東」は、真颯館・松本投手の好投が光った試合でしたが、一般客の観戦が解禁されての初めての試合ということも背景にあったようです。「筑陽学園―九産大九州」は筑陽学園・村田、九産大九州・古川両エースによる投手戦でした。この試合で決勝本塁打を放ったのが、夏の大会で活躍を見せる背番号14だった向井選手でした。「九国大付ー福岡」は、九国大付が4番・佐倉選手の本塁打など13安打の猛攻を見せ、その後の躍進を予感させる試合でした。

トップ10以外で個人的に印象に残ったのは、0-6から西短大附が試合をひっくり返した夏の大会準決勝の西短大附―飯塚。8回裏に林選手が放った同点の3点本塁打は右方向への見事な一撃でした。夏の大会5回戦の福岡大大濠―春日、4回戦の九国大付―九産大九州香椎―星琳は結果的に点差は開いたものの、ハイレベルな投手戦が繰り広げられました。秋の大会準準々決勝の飯塚―福岡大大濠は、ナイターに突入した壮絶な打撃戦でした。皆さんのベストゲームはどの試合だったでしょうか。

【観戦記アクセスランキング トップ10】
1.真颯館9-2福工大城東(春季大会準々決勝)
2.筑陽学園2-0九産大九州(春季福岡地区大会準決勝)
3.九国大付9-1福岡(秋季大会準々決勝)
4.北九州市立3-2東海大福岡(選手権大会2回戦)
5.東福岡13-6戸畑(春季大会3位決定戦)
6.春日8-3福岡第一(春季福岡地区大会準決勝)
7.西短大附7-0祐誠(春季筑後地区大会準決勝)
8.東筑紫学園9-7折尾愛真(北九州市長杯2回戦)
9.小倉工2-0東筑(北九州市長杯準々決勝)
10.小倉工5-2八幡(選手権大会2回戦)

今年も多くの方に本サイトを訪れていただき、またたくさんのコメントを寄せていただき、ありがとうございました。また、内容に誤りがあった時にも温かくご指摘していただいた皆様にも、この場を借りてお礼を申し上げます。

2022年もさらなる内容の充実を図っていきたいと思います。どうぞ、よいお年をお迎えください。


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