3月18日(金)に阪神甲子園球場で開幕する第94回選抜高校野球大会の選考委員会が28日開かれ、出場32校(一般選考28校、21世紀枠3校、神宮大会枠1校)が発表されました。
九州地区では昨秋九州大会のベスト4(九州国際大付、大島、長崎日大、有田工)が順当に選出され、九州国際大付は準優勝した2011(平成23)年以来、11年ぶり3度目の出場を決めました。福岡県勢のセンバツ出場は昨年の福岡大大濠に続き2年連続となりました。
また21世紀枠では、九州地区から大分舞鶴(大分)が選ばれました。九州地区からの21世紀枠選出は昨年の具志川商(沖縄)に続くもので、大分勢としては2009(平成21)年の大分上野丘に続き2校目となりました。
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九州国際大付は秋の福岡大会を7試合で73得点をあげて制すと、九州大会でも3試合で2桁得点を叩き出すなど記録的な猛打ぶりを発揮して優勝。明治神宮大会でもクラーク国際、日大三島と連破して準決勝へ進出。最後は大阪桐蔭の前に屈しましたが、その力が全国上位レベルであることを示しました。センバツでも優勝候補の一角に名が挙がるでしょう。
左腕エースの香西は130キロ前半の直球にキレがあり、変化球を含めた低めの制球力にすぐれ、抜群の安定感を誇ります。普段はマスクをかぶる野田も145キロの直球を武器に、完投能力もある右の本格派です。
打線は1番から9番まで力のある打者が並び、切れ目がありません。特に1番黒田、中軸の大島・佐倉・野田は昨秋、複数の本塁打を放っており長打力を秘めます。
過去5年のセンバツで福岡勢はで4校がベスト8に進出していますが、今回の九州国際大付はそれ以上の成績も十分に狙えそうです。同校は11年前のセンバツでに三好(現広島)~高城(DeNA)のバッテリーを中心に準優勝を果たしましたが、今年のチームは秋の成績で当時のチームを上回っており、期待が膨らみます。
組み合わせ抽選は、3月4日(金)に行われ、対戦相手が決まります。
■過去5大会の福岡県勢のセンバツ成績(8勝5敗1分)
年度 | 出場校 | 1回戦 | 2回戦 | 準々決勝 | 優勝校 |
2017 (平成29) |
福岡大大濠 | 創志学園 〇6-3 |
滋賀学園 〇5-3 △1-1 |
報徳学園 ●3-7 |
大阪桐蔭 (大阪) |
東海大福岡 | 神戸国際大付 〇2-1 |
早稲田実 〇11-8 |
大阪桐蔭 ●2-4 |
||
2018 (平成30) |
東筑 | 聖光学院 ●3-5 |
― | ― | 大阪桐蔭 (大阪) |
2019 (平成31) |
筑陽学園 | 福知山成美 〇3-2 |
山梨学院 〇3-2 |
東邦 ●2-7 |
東邦 (愛知) |
2020 (令和2) |
なし | 中止 | |||
2021 (令和3) |
福岡大大濠 | 大崎 〇2-1 |
具志川商 〇8-4 |
東海大相模 ●0-8 |
東海大相模 (神奈川) |
■九州国際大付のセンバツ成績(通算4勝2敗)
年度 | 1回戦 | 2回戦 | 準々決勝 | 準決勝 | 決勝 |
1982 (昭和57) |
横浜商 ●1-2 |
||||
2011 (平成23) |
前橋育英 〇7-1 |
日本文理 〇4-2 |
北海 〇5-4 |
日大三 〇9-2 |
東海大相模 ●1-6 |
■昨年秋の九州大会結果
■昨年秋の明治神宮大会結果
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