アクセスランキングで振り返る2019年「福岡の高校野球」 |

　２０１９年もいよいよ最終日となりました。今年は昨年と比べて２試合多い公式戦５５試合を観戦し、すべての試合で観戦記を残すことができました。雨天順延が続いた秋の大会で観戦がやや少なくなってしまったことが残念ですが、来年も可能な限り観戦に出向きたいと思っています。
　２０１９年の「福岡の高校野球」を本サイトのアクセスランキングと共に振り返って、今年最後の記事としたいと思います。なお、「２０２０年の注目選手たち②～野手編」は年が明けてからアップしたいと思います。

　２０１９年は筑陽学園が、２０１１年の九州国際大付以来となる春夏連続の甲子園出場を果たしました。センバツでは２勝して、県勢として２年ぶりとなるベスト８に進出、福岡の高校野球ファンを沸かせました。夏は南部としては２０１０年の西日本短大附以来、９年ぶりの代表校を輩出しました。ただ、本大会では初戦で敗れ、県勢としては４年連続で２回戦の壁に泣きました。秋は福岡第一が初優勝、九州大会では初戦を突破したものの準々決勝で敗れました。
　記事別アクセスランキングでは、選手権福岡大会の関連が上位５本を占めるなど７本がランクイン。春・秋の大会の組み合わせ決定の記事も、例年通り多くのアクセスを集めました。宗像がセンバツ２１世紀枠の県推薦校に選ばれたことも関心の高さをうかがわせましたが、残念ながら九州地区推薦校とはなりませんでした。

【観戦記アクセスランキング　トップ10】
１．福岡大大濠６－４筑陽学園（秋季大会２回戦）
２．西日本短大附２－１九州国際大付（春季大会準々決勝）
３．門司学園５－４自由ケ丘（北九州市内大会１回戦）
４．八幡南７－０星琳（北九州市内大会決勝）
５．飯塚６－１嘉穂東（福岡中央地区大会決勝）
６．東福岡７－０福工大城東（春季地区大会準々決勝）
７．宗像５－３東海大福岡（秋季大会４回戦）
８．東筑15－３博多工（選手権大会５回戦）
９．福岡第一16－７大牟田（秋季大会パート決勝）
10．春日６－２純真（選手権大会３回戦）

　観戦記事では、選手権大会以外の試合が上位を占めました。１位の「福岡大大濠－筑陽学園」は、春夏連続出場を果たした筑陽学園の秋初戦。福岡大大濠は１年生左腕の毛利投手、１４０キロ超の直球を持つ山下投手、さらに山城投手も１４０キロ超を連発、３投手によるリレーで筑陽学園の追い上げを振り切った試合でした。「西日本短大附ー九州国際大付」は、西短・江崎、九国・下村の両投手による息詰まる投手戦でした。この試合で勝った西日本短大附は、九州大会優勝へと駆け上がりました。「門司学園ー自由ケ丘」は、春の北九州市内大会（北九州市長杯）の１回戦。門司学園が終盤に粘りを見せて９回逆転サヨナラ勝ちを納めた一戦でした。
　上記以外では、選手権大会決勝「筑陽学園―西日本短大附」は、今年のナンバーワンを決めるにふさわしいハイレベルな一戦として印象に残りました。選手権福岡大会５回戦「筑陽学園ー九産大九州」は、９回まで０－３とリードされた筑陽学園が９回に一挙４点を奪う劇的な試合でした。春季大会準決勝の「西日本短大附ー博多工」は西短・江崎、博多工・田代の両投手、選手権大会準々決勝「西日本短大附ー春日」は江崎投手と春日・坂元投手によって見事な投手戦が繰り広げられました。今年は好投手が多く、夏の大会を中心に見応えのある試合が多かったと思います。皆さんの印象に残ったのは、どの試合だったでしょうか。

　今年も多くの方に本サイトを訪れていただき、またFacebookなどを通じて多くのコメントを寄せていただき、ありがとうございました。全てのコメントに返事を戻せていませんが、いつも励みになっています。また、記事の誤りがあった時にも温かくご指摘していただいた皆さんにも、この場を借りてお礼を申し上げます。今後も誤りがありましたら、ご指摘いただけると幸いです。どうぞ、よいお年をお迎えください。