来春センバツを目指し、31日から秋季大会




 来春のセンバツにつながる第145回九州地区高校野球福岡大会の抽選が23日(金)に行われ、対戦相手が決まりました。大会は31日(土)に開幕し、土・日・祝日を使って試合が行われます。南北各4校による県大会は9月28日(土)から北九州市民球場を舞台に行われ、決勝は10月6日(日)に予定されています。優勝、準優勝の2校が10月19日(土)から佐賀県で開催される九州大会に出場します。

 シード校は選手権大会出場の筑陽学園のほか、北部では九州国際大付(北九州地区新人大会優勝)、戸畑(同準優勝)、飯塚(福岡中央地区新人大会優勝)、宗像(同準優勝)、南部は福工大城東(福岡地区新人大会優勝)、大牟田(筑後地区新人大会優勝)、久留米商(同準優勝)の8校となっています。シード校以外では、前チームの主力が残る福岡大大濠、大牟田、九産大九州、東筑、小倉工なども上位争いに加わってきそうです。1カ月以上にわたって行われる大会だけに、期間中に力をつけながら上位進出を目指すことになります。

 


福岡大大濠・山下

【Aパート】南部では今年春夏連続出場を果たした筑陽学園が初戦で福岡大大濠と激突、初戦屈指の好カードとなりました。筑陽学園は主力は抜けましたが夏のマウンドを経験した中山、岩室、藤田らが新チームを背負います。打線は3番遊撃で活躍した中村を中心に短期間でどこまで戦力を整えてこれるか。福岡大大濠は今春九州大会8強を経験した深浦、山下の左腕2人に、野手では山城、白石、宮本らが揃い実績では県内屈指。3年ぶりの秋制覇を狙います。
 九産大九州は今夏5回戦で筑陽学園を8回まで無失点に抑えた野田投手の投球に注目です。北部は宗像がシードですが、東海大福岡真颯館自由ケ丘など選手層の厚い私立校が同居し混戦模様。前チームのレギュラーが多く残る東筑紫学園北筑も上位を狙える力があります。

九州国際大付・酒井

【Bパート】大牟田、九州国際大付と南北のシード校が頭一つリードしている印象です。大牟田は今夏16強の主力が残り、筑後地区新人大会も優勝と勢いに乗ります。九州国際大付は今夏も準決勝などで先発するなど活躍し、140キロ超の直球を投げる酒井投手が健在。優勝候補の一角と言えそうです。
 東筑は今夏4強の前チームから野手3人が残り、新チームも打力がありそう。昨夏の選手権出場校の折尾愛真は稲川、沖学園は水崎と、今夏先発登板した1年生右腕に注目です。北九州地区新人大会4強の星琳、福岡地区新人大会4強の筑前なども、上位争いに加わってきそうです。

【Cパート】Cパートも南北のシード、福工大城東と飯塚が中心になりそうです。誉田、松永ら主軸が残る福工大城東は、藤木・西野ら公式戦での登板経験のある投手も多く実績上位。飯塚は安定感のある右腕・平山投手を中心に昨秋、今春に続く県大会出場を目指します。今夏8強のメンバーは入れ替わったものの福岡地区新人大会で4強入りを果たした春日、筑後地区新人大会4強の柳川、昨秋からマウンドに立つ右サイドハンド・隈井を擁する祐誠なども逆転を狙います。

久留米商・安徳

【Dパート】南部のシードの久留米商は好投手の安徳のほか、野手では4番堤などが残り有力な1校。福岡工も今夏の筑陽学園戦で活躍した村上、戸次らを中心に得点力があります。主力は抜けたものの選手層の厚い東福岡は、やはり侮れない存在。
 北部はシード戸畑のほか、久木田・常軒ら好打者が残る小倉工、北九州地区新人大会で九州国際大付を相手に延長戦にもつれる競り合いを演じた小倉東、打力のある八幡南など力のある公立勢が割拠し、県大会のイスを巡って激しい戦いが繰り広げられそうです。

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