2月22日、第144回九州地区高校野球福岡大会の組み合わせが決まりました。今年も昨年同様3月21日(木・祝)の春分の日に開幕。上位3校が4月20日(土)に鹿児島県で開幕する九州大会に出場します。筑陽学園が出場する第91回選抜高校野球大会(3月23日・土)に先んじて、福岡で球音が響き渡ります(トーナメント表の赤字はシード校、緑字は当サイト独断の有力校)。

 昨秋の福岡大会ベスト8のうちセンバツに出場する筑陽学園を除く7校がシードされました。準優勝の九州国際大付をはじめ、シード校を中心とした上位争いが繰り広げられそうです。
 Aパートでは昨秋ともにパート決勝まで勝ち上がった久留米商と福岡第一の実力校同士が、いきなり初戦で激突します。この両校とシード・西日本短大附が、県大会争いの中心となりそうです。北部では昨秋九州大会出場の九州国際大付が有力ですが、昨春センバツ出場の東筑のほか、八幡南、戸畑など公立勢も逆転を狙います。
 Bパートの南部はシード不在のパートですが東福岡が頭一つ抜けているでしょうか。これを追うのは九産大九州であとは横一線という印象です。東福岡と九産大九州は昨秋も3回戦で対戦。この時は東福岡が乱戦を制しています。北部の小倉工ー八幡は初戦屈指の好カード。昨秋ベスト4の小倉工・樋口と八幡・久保の両左腕の投げ合いが注目されます。昨夏の北福岡を制した折尾愛真や昨春優勝校・小倉の戦いぶりも見どころの一つです。
 Cパートは、昨秋ベスト8で投打のバランスの良い福工大城東が安定した戦いぶりを見せそうです。古豪復活を狙う柳川がどこまで迫れるでしょうか。北部は昨秋ベスト4の真颯館が有力です。昨年8月の北九州地区新人大会も制し、新チームになって公式戦では北部勢に負けなし。昨夏のマウンドを経験している右腕大庭を擁する自由ケ丘、打力のある北筑などが真颯館に挑む形になりそうです。
 Dパートは最大の激戦区。好左腕・古山巧のいるシード・九産大九産を筆頭に、昨夏4強の福岡大大濠のほか筑紫台、福岡も投手力の高さを誇ります。筑後地区の強豪・大牟田、祐誠も同居しており、どこが勝ち上がってもおかしくないほど実力は拮抗しています。北部も飯塚が中心ですが、昨秋パート決勝に進出した東海大福岡や鞍手、昨夏東筑を破った時の主力が残る北九州なども上位進出を狙います。

【シード校の成績】過去5年における春季大会のシード校(のべ36校)の成績を見ると、県大会に出場したのは16校にとどまり、5割に届きません。シード校以外のチームにも十分に県大会出場のチャンスがありそうです。

<シード校のうち県大会に出場した数>
◇2018年 7校中3校
◇2017年 6校中1校
◇2016年 8校中5校
◇2015年 7校中2校
◇2014年 8校中5校

【夏の大会との関連性】過去5年における夏の優勝校の春の大会成績を見ると、6校中、4校が5回戦(パート決勝)以上に進出しています。この春の大会でパート決勝以上に勝ち上がるというのが、夏の代表をうかがう目安となりそうです。

<夏の大会優勝校の同年春の成績>
◇2018年 折尾愛真・・・・パート決勝(5回戦)敗退
◇2018年 沖学園・・・・・初戦敗退
◇2017年 東筑・・・・・・ベスト8
◇2016年 九州国際大付・・パート決勝(5回戦)敗退
◇2015年 九州国際大付・・ベスト4
◇2014年 九州国際大付・・3回戦敗退

【1年生大会の成績】主力となる新3年生たちの戦力を測る一つの材料が、彼らが1年生だった時の1年生大会(2017年秋)の成績。結果は下記の通りで今春のシードは小倉工、西日本短大附だけですが、福岡大大濠や東海大福岡、東福岡なども結果を残しており上位進出の力は持っていそうです。

<2017年1年生大会成績>
◇北九州地区  優勝:自由ケ丘  準優勝:小倉工
◇福岡中央地区 優勝:東海大福岡 準優勝:古賀竟成館
◇福岡地区   優勝:福岡大大濠 準優勝:東福岡
◇筑後地区   優勝:西短大附  準優勝:南筑

 開幕まであと1カ月を切り、今年も球春は間近に迫りました。大会に向けての展望は、改めてアップしていきたいと思います。