【観戦記】希望が丘7-0八幡(春季大会2回戦)




長打攻勢でビッグイニングを作った希望が丘が、投げてはエース渡邊が毎回の12奪三振の好投をみせて八幡を7回コールドで下した。

希望が丘は2回一死後、三苫が遊ゴロ失で出塁。石井中前打、友原も右前に落として一死満塁とし、松本の中前打でまず1点。続く白川がレフト右を破る走者一掃の二塁打を放ち、この回4点を先制した。

4回は一死から松本が右翼線三塁打。白川の遊ゴロで松本は三本間で挟殺されたが(白川は二進)、仲の中越え三塁打で白川が生還。さらに百束四球のあと、月川の中越え二塁打で2人を迎え入れ7-0とリードを広げた。

2回裏希望が丘一死満塁 白川の左越え二塁打で二走の友原に続き一走の松本も生還

八幡は2回一死から川口が左前打を放ち、続く矢野も三遊間を破って一死一、二塁。さらに石井投ゴロ、堂元四球で二死満塁と先制機を迎えたが森が三振に倒れた。4点を追う3回は先頭の河﨑が右中間二塁打で出塁し田中の遊ゴロで一死三塁としたものの後続が倒れて得点できなかった。4~6回は調子をあげた渡邊の前に三者凡退に抑えられ、チャンスをつくれなかった。

—-

第158回九州地区高校野球福岡大会 2回戦
(2026年3月20日・金/筑豊緑地野球場)
チ    一二三四五六七八九  計HE 球犠振盗残
八  幡 0000000   041 101205
希望が丘 040300x   780 61126
 八  幡 年 打安点 1 2 3 4 5 6 7
(右)河 﨑② 310 三振   中2  三振
(中)田 中③ 300 二飛   遊ゴ    三振
(一)大 庭③ 300 三振   一ゴ    一ゴ
(捕)渡 邊③ 300   三振 三振    三振
(左)川 口③ 310   左安   遊ゴ    三振
(二)矢 野③ 310   左安   遊ゴ    三振
(投)石 井③ 310   投ゴ   三振    左安
(三)堂 元② 100   四球     二ゴ
打 中 村② 100              三振

(遊) 森 ③ 200   三振     中飛
投手   回 安球振責  球数
石井   6 8616 106
——————————————————————————————————-

 希望が丘 年 打安点 1  2 3  4  5 6
(中)松 本③ 321 四球 中安    右3  二ゴ
(右)白 川③ 313 投ギ 左2    遊ゴ  三ゴ
(二) 仲 ③ 321 投安 一ゴ    中3  四球
(捕)百 束③ 100 四球 四球    四球  二直
(遊)月 川③ 312 遊併 一ゴ    中2
(左)山 口➂ 200    中飛 右飛   四球

左 佐 藤② 000
(一)三 苫③ 300    遊失 左飛   遊直
(三)石 井② 310    中安 三振   二ゴ
(指)友 原③ 310    右安   遊ゴ 三飛
投手  回 安球振責  球数
渡邊③ 7 41120  107
——————————————————-————————————————
▼試合時間/11:35~12:56 ※公式記録ではありません。学年は4月以降の学年
※打者名の下線は左打ち、投手名の下線は左投げ、打撃成績の下線は打点あり
希望が丘・渡邊

希望が丘のエース渡邊は昨夏から主戦として活躍する右腕。当時から130キロ前半の直球とスライダーが武器だったが、ひと冬を越え、いずれの球もさらに磨きがかかっていた。直球はキレがあり少なくとも130キロ後半は出ていたのではないか。スライダーも直球と同じ軌道から鋭く落ちる。特に外角低めに落ちていくスライダーは、八幡の各打者が思わず手を出てしまうほど。2回3回と安打を許したが、ここを抑えきってからは尻上がりに調子を上げ、4回以降に出した走者は一人だけ。直球は弾かれたようにミットに突き刺さり、唸りを上げるような迫力さえ感じた。四死球も一つと制球にも問題がなく、これから注目されていく投手になりそうだ。

八幡・石井

八幡の先発石井は対照的に、大きく弧を描くカーブを中心にした投球をみせた。初回一死満塁のピンチは併殺で切り抜けたが、2回に失策で出塁を許すとそこから4連打を浴びて4失点。4回も3本の長打を浴びるなど、少しでも高く入ると逃さない希望が丘打線を抑えきれなかった。四死球も6つと、この日は細かな制球力を欠いた。

希望が丘打線は8安打のうち4本が長打。それも外野の頭を越していく当たりが多く、打力のあるところをみせた。なかでも1~5番で6安打7打点と上位が活発。仲は4回、カーブに体勢を崩されながら中越えに持って行った。得点には結びつかなかったが2つの二盗を決めるなど足を使った攻撃もでき、守備陣も無失策。弱い当たりを前進してジャンピングスローで刺したショート月川を中心に動きもよかった。

4回裏希望が丘二死二塁 仲が中越えに適時三塁打を放つ

八幡は2回に川口が内に入ってきたスライダーをレフト前にクリーンヒット、続く矢野も詰まりながらしぶとく三遊間を破りチャンスを迎えたが、あと一本が出なかった。3回には河﨑がやや差し込まれながらも直球をセンター右に運んだが後続が凡退。河﨑は外野手としても強肩を誇る2年生で今後楽しみな選手。

上位を目指す上では、この日の渡邊のような投手からいかに得点を奪っていくかが課題となりそうだ。

【直近の希望が丘戦 観戦記】
希望が丘10-1嘉穂東(2025年5月4日/第12回福岡中央地区高校野球大会 準決勝)
東海大福岡3-1希望が丘(2025年3月29日/第157回九州地区高校野球福岡大会 5回戦)

【直近の八幡戦 観戦記】
八幡5-1慶成(2024年4月14日/第52回北九州市長杯争奪高校野球大会 1回戦)
八幡4-2育徳館(2023年9月23日/第153回九州地区高校野球福岡大会 4回戦)

Be the first to comment

Leave a Reply

Your email address will not be published.


*