2019選手権大会第8日~筑陽学園,九国大付,小倉工など県大会へ




 雨で一日順延となった第101回全国高校野球選手権福岡大会の8日目は、朝から降り続く雨の影響で南部の4試合が順延となりました。この日から3回戦に入り、北部で6試合、南部で2試合の計8試合が行われ、シード校の筑陽学園や九州国際大付など勝った8校が県大会に名乗りを上げました。

【東海大福岡ー北九州】4回裏東海大福岡一死三塁、国武が中前適時打を放つ

(北部)
 北九州市民球場は午前中、雨が残る中での試合となりました。第一試合はシード・東海大福岡と北九州の一戦。序盤は東海大福岡・大久保、北九州・木村の投手戦となりましたが、4回に敵失などで先制した東海大福岡が6回に4番国武の満塁本塁打で試合を決定づけ、8-0でコールド勝ち。
 第二試合の青豊ー田川は、序盤から点の取り合いとなりました。田川が5回に追い付くと、その裏に青豊が2点を奪って再び突き放し、最終回の田川の反撃を1点に抑えて逃げ切りました。
 第三試合は九州国際大付と希望が丘が激突。九州国際大付は初回に1点を先制すると6回に3点を奪ってリードを広げます。九州国際大付・下村投手から7回二死まで安打を記録できなかった希望が丘は、4番藤岡の一発で一矢を報いますが及ばず、6-1で九州国際大付が快勝しました。

 筑豊緑地野球場では試合時間を遅らせて第一試合がスタート。開幕試合で勝利を飾った小倉東が、近大福岡と対戦。初回に両校2点ずつを取り合い、その後はゼロ行進が続きましたが、8回に1点を勝ち越した近大福岡が接戦を制しました。第二試合はシード小倉工と鞍手が対戦。両校は昨秋パート決勝でも顔を合わせこの時は3-2で小倉工が競り勝ちました。試合は鞍手が終始リードを奪う展開となりましたが、5-4で迎えた8回裏に小倉工が3点を奪って逆転勝ち。第三試合は東筑紫学園・川本投手が小倉商を完封。4-0で県大会出場を決めました。

(南部)
 小郡市野球場の3試合は順延となり、雨のため試合開始が遅れた春日公園野球場でも第三試合が順延になり、2試合のみが行われました。第一試合は今春センバツ出場の筑陽学園が、西南学院を5回コールドで圧倒。第二試合は同じくシードの筑紫台が筑紫に先制点を許しましたが、すぐに逆転し、丸林~岸本の継投で筑紫の反撃を断ちました。

 15日も引き続き3回戦が行われ、北部で6試合、南部で9試合が予定されています。北九州市民球場の第二試合には真颯館が登場し、これで全チームが初戦を迎えることになります。

<14日の試合結果>※赤字はシード校

【北部】
▼3回戦(北九州)7回コールド
北九州   000 000 0=0
東海大福岡 000 224 X=8
(北)木村(東)大久保→重田
▼3回戦(北九州)
田川 100 210 001=5
青豊 103 020 00X=6
(田)市川→後藤(青)工藤
▼3回戦(北九州)
九国大付 100 003 011=6
希望が丘 000 000 100=1
(九)下村(希)加納→荒木→浅田
▼3回戦(筑豊緑地)
小倉東  200 000 000=2
近大福岡 200 000 01X=3
小)栃原→馬場(近)前田
▼3回戦(筑豊緑地)
鞍手 
200 012 000=5
小倉工 001 110 13X=7
(鞍)白坂(小)樋口
▼3回戦(筑豊緑地)
東筑紫学園 200 002 000=4
小倉商   000 000 000=0
(東)川本(小)門田→八谷

【南部】
▼3回戦(春日公園)5回コールド
筑陽学園 300 44=11
西南学院 000 00=0
(筑)西→中山→西舘(西)吉瀬→中山→荒木→窪田→吉田
▼3回戦(春日公園)
筑紫  100 000 011=3
筑紫台 202 002 00X=6
(筑)染矢→林田(台)丸林→岸本

<15日の試合予定> ※赤字はシード校
【北部】
▼北九州市民(3回戦)門司学園ー折尾愛真/真颯館ー鞍手竜徳/新宮ー北九州市立
▼中間   (3回戦)八幡南ー豊国学園/光陵ー自由ケ丘/嘉穂東ー東筑
【南部】
▼春日公園 (3回戦)九産大九州ー修猷館/博多工ー八女農/久留米ー大川樟風
▼小郡   (3回戦)福工大城東ー福翔/福岡舞鶴ー早良/東福岡ー三潴
▼久留米  (3回戦)祐誠ー福岡西陵/城南ー福島/大牟田ー柳川

 

 


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