第154回九州地区高校野球大会は大会3日目の22日(月)、佐賀市のさがみどりの森球場で1回戦3試合が行われました。継続試合にのぞんだ福岡2位の大牟田は神村学園(鹿児島)に7回コールド負け、福岡1位の春日は佐賀北に競り負けて九州大会初勝利はなりませんでした。
これで、初日の東海大福岡とあわせて福岡県勢3校はすべて初戦敗退となりました。九州大会で福岡県勢が1勝もできなかったのは2013(平成25)年秋以来、21季ぶりとなりました。
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大牟田―神村学園の継続試合は、5回裏二死二塁から再開されました。大牟田はこのピンチはしのいだものの、続く6回二死一、二塁から3番上川床、4番正林に連続タイムリーを浴びて3点を追加され、7回は二死満塁から捕逸で1点を失い無念のコールド負け。2006(平成18)年秋以来の勝利はなりませんでした。エース境投手は強打の神村学園から7回途中までに9三振を奪いましたが、7四死球を与えて156球を費やすなど制球に課題を残しました。
第2試合はセンバツ出場校の明豊が、沖縄の新興勢力として注目を集めるエナジックスポーツ高等学院(沖縄)に完封勝ち。
第3試合に登場した春日は大石投手が先発。2回までに2点を失うと3回から登板したエース前田投手も2点を奪われ、1-4とリードを広げられます。それでも春日は3回に4番藤﨑のタイムリーなどで1点差に迫ると前田投手が4回以降、毎回のようにピンチを背負いながら得点を許さず、7回に相手投手の暴投で同点に。9回にスクイズで決勝点を奪われて力尽きましたが、持ち味である粘り強い野球をみせました。毎回の15安打を浴びた投手陣、終盤の好機に決定打を欠いた打線、それぞれ宿題を持ち帰ることになります。
[さがみどりの森球場]
◆1回戦(7回コールド=5回裏二死二塁から継続試合)
大牟田 010 000 0 =1
神村学園 020 023 1x=8
【大】境【神】早瀬
◆1回戦
エナジック 000 000 000=0
明豊 000 010 01x=2
【エ】古波蔵→松田→大城【明】野田
◆1回戦
佐賀北 112 000 001=5
春日 012 000 100=4
【佐】高栁→渡邊→稲富【春】大石→石原→前田
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【大会第4日の試合予定】
[さがみどりの森球場]
◇1回戦
▸東明館(佐賀4位)-鹿児島実(鹿児島)
▸熊本国府(熊本・推薦)-長崎日大(長崎)
◇準々決勝
▸宮崎商(宮崎)ー唐津商(佐賀2位)
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