東海大福岡は明豊に敗れ4強止まり、熊本国府が初V~九州大会




第153回九州地区高校野球大会は2日(木)に準決勝2試合、3日(金)に決勝が久留米市野球場で行われ、東海大福岡(福岡1位)は準決勝で明豊(大分1位)に1-5で敗れ、2016年秋以来の決勝進出はなりませんでした。

優勝したのは熊本国府(熊本1位)。6度目の九州大会出場にして初勝利をあげると、そのまま一気に頂点まで駆け上がりました。同校は今月15日に開幕する明治神宮大会に九州地区代表として出場、1回戦で東京地区代表(5日決勝)と対戦します。

来年3月に開幕する第96回選抜高校野球大会の選考は1月26日(金)に行われ、各地区大会の成績などをもとに出場32校を選出。九州地区からは4校が選ばれます。



準決勝で明豊と対戦した東海大福岡は、先発に今大会初登板の1年生右腕・西村投手を起用。5回を投げて被安打2、与四球2の2失点と好投を見せました。6回からは準々決勝で登板した福田投手がマウンドへ。2イニングスを投げて本塁打を含む3安打2失点という内容でした。8回からはエースの佐藤投手が登板。味方のエラーをきっかけに1点は失ったものの2イニングスを1点に抑えるなど、各投手ともまずまずの投球を見せました。

しかし2試合で20点をあげた打線が、明豊の3投手の前に散発4安打と沈黙。1番光富の3塁打で1点を返すにとどまりました。

今夏の甲子園4強で優勝候補の神村学園(鹿児島1位)と対戦した熊本国府は、6回に4番中嶋の適時二塁打で逆転すると、その後も得点を重ねて神村学園のエース今村投手をKO。投げては今大会初先発となった左腕植田が10安打を浴びながらも要所を締め、7-1と快勝しました。

ー大会第4日(11月2日)
[久留米市野球場]
◆準決勝
熊本国府 000 003 031=7
神村学園 000 010 000=1
【熊】植田
【神】今村→千原→釜→早瀬

◆準決勝
明豊    101 001 101=5
東海大福岡 000 010 000=1
【明】野田→寺本→一ノ瀬
【東】西村荘→福田→佐藤
〈本〉的場(明)


決勝は初優勝を狙う熊本国府と、2019年秋以来となる3度目の優勝を目指す明豊が対戦。熊本国府は2回に4安打を集めて3点を先制、8回にも四球から好機をつくり2番野田の2点適時打でダメ押しの2点を加えました。投げては先発のエース坂井が、前日の植田に負けじと好投。明豊打線を9回の1点に抑えて完投し、春に続いて熊本勢が九州の頂点に立ちました。

ー大会最終日(11月3日)
[久留米市野球場]
◆決勝
熊本国府 030 000 020=5
明豊   000 000 001=1
【熊】坂井【明】大堀→一ノ瀬→野田→寺本

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