東海大福岡が延岡学園との激戦を制して4強入り~九州大会第3日




大会3日目を迎えた第153回九州地区高校野球大会は31日(火)、久留米市野球場と小郡市野球場で準々決勝2試合ずつが行われ、ベスト4が出揃いました。東海大福岡(福岡1位)は、延岡学園(宮崎1位)の激しい追い上げを振り切って10-8で勝利。準優勝した2016年秋以来となるベスト4入りを果たしました。

このほか神村学園(鹿児島1位)、明豊(大分1位)、熊本国府(熊本1位)も準決勝にコマを進めました。28日(土)の飯塚戦で九州大会初勝利をあげた熊本国府は初のベスト4入りとなりました。



小郡市野球場の第二試合に登場した東海大福岡は3回までに6点のリードを奪いますが、6回以降、延岡学園の追い上げにあい7回終了時には3点差に。それでも4番藤本が8回にソロ本塁打、9回には2点二塁打を放つなどして突き放します。粘る延岡学園は9回裏二死満塁から押し出し四球、宮川の2点適時打などで3点を返し、なおも二死一、三塁と長打が出れば同点という場面を迎えましたが、反撃もここまで。東海大福岡が辛うじて逃げ切りました。

【東海大福岡-延岡学園】9回裏 延岡学園 二死一、三塁 佐藤を三振に打ち取りガッツポーズを見せる東海大福岡の選手たち

第一試合は熊本国府が梅田の2点本塁打などで6回まで4-1とリードしますが大分舞鶴は7回、4安打に四球、敵失もからめて4点を奪い一気に逆転。熊本国府もその裏に4番中嶋の適時三塁打で追いつき、試合はそのまま延長タイブレークに突入しました。10回表、大分舞鶴は4番三浦の適時打で勝ち越しましたが、熊本国府はその裏無死満塁から5番岡本の一打が投手のグラブをはじいてセンターに抜ける逆転サヨナラ打となり、熱戦に終止符を打ちました。

【大分舞鶴-熊本国府】10回裏 熊本国府 無死満塁 岡本の中前打で内田がサヨナラのホームイン

[小郡市野球場]
◆準々決勝(延長10回/タイブレーク)
大分舞鶴 010 000 400 1 =6

熊本国府 020 200 100 2x=7
【大】秋田
【熊】坂井→植田
〈本〉梅田(熊)

◆準々決勝
東海大福岡 015 000 013=10
延岡学園  000 002 123=8
【東】佐藤→福田→佐藤
【延】南→藤川→工藤
〈本〉藤本(東)

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久留米市野球場の第一試合は3番今岡の2点本塁打で先制した神村学園が、6回に四球、敵失に5安打をからめて一挙7点を奪って日南学園(宮崎2位)に6回コールド勝ち。優勝した2022年春以来となるベスト4進出を果たしました。

第二試合は初回に高木の2点本塁打で先手を奪った明豊がその後も得点を重ね、15安打で10点をあげて唐津商(佐賀2位)に7回コールド勝ち。2020年秋以来となる4強入りを決めました。

[久留米市野球場]
◆準々決勝(6回コールド)
日南学園 000 000 =0
神村学園 002 107x=10
【日】杉本→松本→蔡→山下【神】今村
〈本〉今岡(神)

◆準々決勝(7回コールド)
唐津商 010 000 0=1
明豊  220 510 x=10
【唐】木本→中島【明】一ノ瀬→大堀
〈本〉高木(明)

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準決勝は休養日を挟んで11月2日(木)に久留米市野球場で行われます。

【大会第4日の試合予定】
◇準決勝
[久留米市野球場]
 ▸熊本国府(熊本1位)ー神村学園(鹿児島1位)
 ▸東海大福岡(福岡1位)ー明豊(大分1位)

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