福大大濠・藤田はSB、武内,下村,西舘が1位指名~’23ドラフト




26日(木)に行われた2023年プロ野球ドラフト会議で、福岡の高校からは藤田悠太郎捕手(福岡大大濠)がソフトバンク7位で指名されました。福岡の高校出身の選手では武内夏暉投手(八幡南→國學院大)が3球団競合の末に西武、下村海翔投手(九州国際大付→青山学院大)が阪神、西舘昂汰投手(筑陽学園→専修大)がヤクルトにそれぞれ1位指名を受けました。また、進藤勇也捕手(筑陽学園→上武大)が日本ハム2位、井上絢登外野手(久留米商→福岡大→独立リーグ・徳島)がDeNA6位で指名されています。

育成枠ではソフトバンクが3人を指名し、佐倉侠史朗内野手(九州国際大付)を3位、星野恒太朗投手(福岡大大濠→駒澤大)を5位、藤原大翔投手(飯塚)を7位で指名。このほか巨人が園田純規投手(福工大城東)を5位で、オリックスが河野聡太内野手(九産大九産→西日本工大→独立リーグ・愛媛)を5位で指名しています。

高校別では、福岡大大濠出身者が5年連続の指名となりました(2019年=坂本裕哉投手〔DeNA〕、2020年=山下舜平大投手〔オリックス〕、2021年=古賀悠斗捕手〔西武〕三浦銀二投手〔DeNA〕仲田慶介外野手〔ソフトバンク〕、2022年=山下恭吾内野手〔ソフトバンク〕)。九州国際大付からも一昨年の柳川大晟投手(日本ハム)、昨年の野田海大捕手(西武)に続いて3年連続で現役高校生が指名を受けています。

豪快なスイングを見せる久留米商時代の井上

これまで紹介してきた高校生、大学生のほかに独立リーグ・四国アイランドリーグplusから井上絢登外野手(徳島)、河野聡太内野手(愛媛)の2人が指名を受けました。井上選手は2017年に高3の夏を迎え、今の大学4年生たちの2学年上になります。同学年には古賀悠斗(西武)や三浦銀二(DeNA)などがいます。河野選手は2018年に高3の夏を迎え、同学年には甲斐生海(九国大付→東北福祉大→ソフトバンク)や渡辺翔太(北九州→九産大→楽天)などがいます。

井上選手は久留米商3年の夏は4番に座りベスト4まで進出しました。引き分け再試合を含む7試合で29打数10安打11打点、2本の本塁打も放ちました。フォロースルーの大きな豪快なスイングが特徴で、すくいあげるようにして叩いた打球を外野の頭上に運んでいました。福岡大学では1年生からレギュラーの座をつかみ、2年以降は4番打者として活躍。全日本大学選手権に三度出場し1本塁打を含む29打数10安打2打点。4年時の2021年にはベスト4も経験しました。四国アイランドリーグでは2年連続で本塁打・打点の2冠に輝きました。

河野選手のプレーは見る機会がありませんでしたが、九産大九産で2年夏は1番、3年夏は中軸を担いました。2年夏には本塁打も記録しており、夏の大会通算で27打数8安打6打点。最後の夏は4回戦で優勝した沖学園に敗れました。西日本工大では3年時の2021年に隅田知一郎投手(西武)を擁して全日本大学選手権に出場、その時の3番打者でした。今年入団した愛媛では打率.301で打撃部門5位の成績を残しています。九産大九産出身としては2016年の梅野雄吾投手(ヤクルト)以来の指名となりました。

指名を受けた11人には育成選手も含めた激しい競争が待ち受けていると思いますが、まずは一日でも早い一軍での出場を期待したいと思います。

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