’23秋季大会展望➁Bパート~星琳,九産大九州,近大福岡などが拮抗




Bパートは星琳、九産大九州のシード校に近大福岡や春日、古賀竟成館などを交えた県大会争い予想されますが、その他のチームも含めて実力は拮抗しており、多くのチームにベスト8入りのチャンスがありそうです。

星琳は今夏、4回戦で優勝候補の一角・福岡大大濠に打ち勝ってベスト16入り。その時の1~3番が残る新チームも強打を売りに北九州地区新人大会では5試合で46得点をあげました。このうち2試合は延長タイブレークでの勝利で、福岡大大濠戦で見せた粘り強さも新チームに受け継がれているようです。夏のマウンドを経験した投手がおらず新人大会の失点も29点と多いのが気になるところですが、夏のように「取られたら取り返す」野球で県大会出場を狙います。

福岡地区新人大会優勝の九産大九州は今夏の県大会出場したチームから、1番白石、4番福田など4人が残りました。森崎前監督時代は投手を中心とした守りのチームという印象のあった九産大九州ですが、新人大会は5試合で実に61点をあげて高い得点力を示しました。福岡地区新人大会のレベルは例年高く、2014年の第1回大会以降の優勝校7校のうち5校が、その年の秋季大会で県大会にコマを進めています(準優勝3校、4強1校、8強1校)。今年の大会を制した同校も、県大会進出の有力校と言えそうです。

近大福岡・田邊

今夏、創部以来最高のベスト8入りを果たした近大福岡は、エース田邊、昨秋1年生ながら4番に座った河村、さらに坪根、中川と左の巧打者が残りました。田邊は130キロ超の直球に力があり、多彩な変化球を交える右本格派。今夏3回戦の小倉工戦で11奪三振、4安打完封した投球ができれば、2年連続の県大会も見えてきます。打線では夏に調子を落としていた河村の復調が待たれるところ。初戦に勝てば3回戦でシード星琳と当たる可能性があり、ここが大きな山場となりそうです。

春日は夏の大会では2回戦で柳川に敗れましたが、1番田口、4番横山、5番五十嵐ら前チームの主力が健在で、福岡地区新人大会では福工大城東などを破ってベスト4入りを果たしました。5試合のうち4試合で2桁得点をあげる一方、失点の多さも目立っただけに、夏のマウンドを経験した久保田、前田ら投手陣の踏ん張りが上位進出のカギとなりそうです。

古賀竟成館は前チームの3番橋本、4番原崎が新チームの核。福岡中央地区新人大会ではベスト4に進出し、準決勝では東海大福岡と1点差の接戦を演じました。今夏も県大会に出場するなど、ここ数年はコンスタントに上位に顔を出しています。派手さはありませんが大きく崩れることない戦いぶりで県大会を狙います。

春日と初戦で当たる福岡工も1番星、3番村田など今夏ベスト16のレギュラー4人が残りました。いずれも夏の大会で打率3割5分以上を残すなど打力があり、初戦を突破すれば一気に上位進出も狙えそうです。北九州地区新人大会ベスト4の戸畑工、古豪・柳川なども県大会争いに絡んできそうで、チャンスをうかがいます。

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