九国大付は土浦日大×上田西の勝者と対戦~’23選手権大会




6日(日)に開幕する第105回全国高校野球選手権記念大会の組み合わせ抽選が3日(木)、大阪市北区のフェスティバルホールで行われ、福岡県代表の九州国際大付は大会第7日目(8月12日・土)の第3試合で土浦日大(茨城)-上田西(長野)の勝者と対戦することが決まりました。昨年に引き続き2回戦からの登場となります。

福岡県代表は過去10大会で延べ11校が出場し(2018年は記念大会で南北各1校が出場)6勝11敗。うち4勝が九州国際大付です。春は2019~2022年まで3大会連続で8強入りするなど活躍が目立つ福岡勢ですが、夏は1992(平成4)年の西日本短大附の全国制覇以降、8強入りがわずか二度あるだけで結果が残せていません。

出場校 1回戦 2回戦 3回戦 準々決勝
2022 九国大付 2-1 明徳義塾 1ー2 高松商  
2021 西短大附 0ー2 二松学舎大付    
2019 筑陽学園 3-5 作新学院    
2018 折尾愛真 3-16 日大三
沖学園 4-2 北照 4-10 大阪桐蔭    
2017
東筑
4-10 済美
2016 九国大付 6-8 盛岡大付
2015 九国大付 8-2 鳴門 10-9 大阪偕星 2-0 作新学院 1-8 早稲田実
2014 九国大付 1-6 東海大四
2013 自由ケ丘 2-4 延岡学園
2012 飯塚 6-4 広島工 3ー6 仙台育英


土浦日大は前年秋の県大会で優勝、上田西は春の県優勝校と、いずれも県内では優勝候補の一角として挙げられていたチームです。

土浦日大はチーム打率.335と九州国際大付(.343)とほぼ同じ数字。2本塁打を放った3番後藤、打率5割超の4番香取が攻撃の軸で、後藤を前を打つ太刀川も打率5割と当たっています。盗塁も15個を記録し、機動力も使えるチームです。左腕藤本は茨城大会26イニングスで自責点わずか1。小森・伊藤など救援陣も含めたチーム防御率は0.75と安定感があります。失策が6個とやや目立ちますが、決勝では霞ケ浦の好投手・木村から9回に5点を奪う逆転勝ちで甲子園出場を決めており、勢いに乗ります。

上田西はチーム打率.308。プロ注目のスラッガー・3番横山は長野大会で2本塁打を放つなど、存在感を示しました。1番中村、5番片平らも打率4割台とよく打ちましたが、主力のうち4人が打率2割台以下と好調の選手とそうでない選手がはっきりと分かれました。投手陣は140キロ超の直球を持つ右腕の権田が軸ですが、左腕の服部も準決勝で完封するなど安定しています。失策はゼロで守りも堅く、決勝では松商学園を相手に1-4の8回に一挙6点を奪って逆転するなど競り合いにも力を発揮します。

2回戦を勝ち上がると、3回戦では専大松戸(千葉)―東海大甲府(山梨)の勝者と対戦するところまで決まっています(準々決勝以降は再度抽選)。

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