福大大濠・折尾愛真が敗退、ベスト16出揃う～選手権大会第12日 |

大会１２日目に入った第１０５回全国高校野球選手権記念福岡大会は１８日（火）、４回戦の残り８試合が行われ、ベスト１６が出揃いました。この日登場したシード校の７校のうち、春の優勝校・福岡大大濠が星琳に、折尾愛真が祐誠にそれぞれ敗れて姿を消しました。

１６校の顔ぶれを見ると、南部が７校・北部が９校、シード校が９校・ノーシード校が７校、私立１０校・公立６校となりました。

【県大会】———–——
久留米市野球場、小郡市野球場、春日公園野球場、北九州市民球場の４会場で４回戦８試合が行われました。

【大牟田ー北九州市立】７回表北九州市立二死一、三塁長尾の右中間二塁打で工藤に続き一塁から行岡も生還、２点を先制する

＜久留米市野球場＞
大牟田・境、北九州市立・工藤、両投手による投手戦が繰り広げられた第一試合は、７回に試合が動きました。北九州市立が３連打で２点を先制しましたが、その裏大牟田は無死満塁から境の内野安打で１点差とすると暴投で追いつき、大塚のスクイズで勝ち越し、これが決勝点となりました。大牟田の16強入りは２０１９年以来となります。

第二試合は春の優勝校・福岡大大濠と強打で北部大会を勝ち上がってきた星琳が対戦。２点を追う星琳は４回に５安打に２四死球、さらに敵失をからめて５点を奪って逆転。福岡大大濠もすぐに高田、高尾の適時打で追いつきましたが、星琳は田中（直）の２点本塁打で再び勝ち越しました。小刻みな継投の最後を７回途中から登板した田中（直）が締めて福岡大大濠を下し、２０１９年以来の５回戦進出を決めました。

▼4回戦
北九州市立 000 000 200=2
大牟田　　000 000 30x=3
【北】工藤【大】境
〔大牟田は20日（木）飯塚と対戦〕
▼4回戦
福大大濠 001 131 000=6
星琳　　 000 520 01x=8
【福】永田→平川→松尾→鯉川
【星】宇土→田中直→宇土→田中直→冨岡→田中直
〔星琳は20日（木）祐誠と対戦〕

＜小郡市野球場＞
第一試合は先手を奪った東海大福岡を九産大九州が追いかける展開となりましたが、同点で迎えた７回裏に東海大福岡が勝ち越し、そのリードを先発・西村投手が守り切りました。東海大福岡の１６強入りは準優勝した２０１５年以来となります。

第二試合は九州国際大付が中盤に一気に畳みかけ、６回コールドで三池工を下しました。九州国際大付はこれで３試合連続のコールド勝ちで、南北に分かれて開催された２０１８年の北福岡大会を除くと８大会連続の５回戦進出となります。

▼4回戦
九産大九州 010 000 200=3
東海大福岡 100 002 10x=4
【九】佐々木【東】西村
〔東海大福岡は20日（木）福岡工と対戦〕
▼4回戦（6回コールド）
三池工　 000 100 =1
九国大付 111 044x=11
【三】馬渡→櫻木→馬渡【九】下醉尾→田端
〔九国大付は20日（木）久留米商と対戦〕

＜春日公園野球場＞
ノーシード校同士の対戦となった第一試合は、両校２桁安打を記録する打撃戦となりました。田窪の本塁打などで序盤から折尾が得点を重ね７回を終えて６－２とリードを奪いましたが、福岡工は８回表に追い付くと９回にも３点を加えて突き放し、２０１７年以来となる１６強入りを決めました。

第二試合は、５番津川が本塁打を含む４安打５打点の活躍を見せるなど初回から得点を重ねた久留米商が、投げては仁部～新原の継投で東筑紫学園を２安打に封じて６回コールドで投打に圧倒。昨年に続くベスト１６入りを決め、５回戦では九州国際大付と対戦します。

▼4回戦
福岡工 002 000 043=9
折尾　 210 010 200=6
【福】根本→高浜→板東【折】古賀→寺田
〈本〉田窪（折）
〔福岡工は20日（木）東海大福岡と対戦〕
▼4回戦（6回コールド）
久留米商　 340 103=11
東筑紫学園 000 000=0
【久】仁部→新原【東】酒井→久具→津田
〔久留米商は20日（木）九国大付と対戦〕

＜北九州市民球場＞
第一試合は４回に逆転した飯塚が中村～藤原の継投で３回以降は南筑に得点を許さず５－１で勝利。３大会連続の１６強入りを果たしました。第二試合は上嶋の本塁打などでリードを広げた祐誠が、３投手の継投で折尾愛真の反撃を振り切ってシード折尾愛真を下しました。祐誠は２年ぶりの５回戦進出となりました。

▼4回戦
南筑 010 000 000=1
飯塚 000 301 10x=5
【南】上川→中嶋→菊池【飯】中村→藤原
〔飯塚は20日（木）大牟田と対戦〕
▼4回戦
祐誠　　003 000 001=4
折尾愛真 000 000 101=2
【祐】野田→井上→矢野【折】桑平→在郷
〈本〉上嶋（祐）
〔祐誠は20日（木）星琳と対戦〕