西短・近大福岡・東筑・博多工が5回戦へ~選手権大会第10日




第105回全国高校野球選手権記念福岡大会は南部・北部の各16校が激突する県大会が開幕、16日(日)は厳しい暑さの中で4試合が行われました。4試合のうち2試合が延長タイブレークにもつれ込むなど初日から熱戦が繰り広げられ、西日本短大附・東筑・博多工・近大福岡の4校が5回戦に勝ち上がりました。

【県大会】———–——
春日公園野球場、北九州市民球場の2会場で4回戦4試合が行われました。

春日公園野球場>
第一試合は昨秋優勝、今春準優勝の優勝候補・西日本短大附に嘉穂が挑みました。2回に先制した嘉穂に対し、西日本短大附は直後の3回に4安打を集中させて逆転しますが、嘉穂は3回4回と西日本短大附の先発・中塚の制球難に乗じて1点ずつ返し、1点差に迫ります。西日本短大附は5回途中でセンターの村上をマウンドへ。嘉穂はその後も毎回のように得点圏に走者を送りながら得点できませんでしたが、9回裏に敵失の走者を6番西野の二塁打で迎え入れて遂に同点に。試合は延長タイブレークに突入しました。西日本短大附は10回一死二、三塁から荒木の適時打とスクイズで2点をリード。その裏、嘉穂も1点を返してなおも同点のチャンスが続きましたが、あと一歩及びませんでした。

【西短大附―嘉穂】9回裏 嘉穂 一死一塁、西野のセンターへの二塁打で一塁から幸野が生還、同点に

第二試合は博多工と京都、公立校同士の一戦となりました。博多工が初回に4番中間の内野安打で先制すると、京都はその裏、敵失ですかさず同点に。博多工は4回に5番入江の適時打で勝ち越し、その後は博多工・大野、京都・白石、両エースによる投手戦が繰り広げられました。博多工は9回表に2つのスクイズで突き放し、このリードを大野投手が守り切って2019年以来となるベスト16入りを果たしました。

▼4回戦(延長10回タイブレーク)
西短大附 004 000 000 2=6
嘉穂   011 100 001 1=5
【西】中塚→村上【嘉】 幸野
〔西短大附は19日(水)東筑と対戦〕
▼4回戦
博多工 100 100 002=4
京都  100 000 000=1
【博】大野【京】 白石→安藤

〔博多工は19日(水)近大福岡と対戦〕

【博多工ー京都】9回表 博多工 一死二、三塁 川上のスクイズで大野が生還、4点目

北九州市民球場
第一試合は接戦を勝ち抜いて35年ぶりに県大会にコマを進めた久留米高専と、シード北筑を破った東筑の対戦。東筑は久留米高専の3投手に16安打を浴びせて10得点、投げては中嶋~安田の継投で2安打に封じて完封、6回コールドで快勝しました。

第二試合はシード近大福岡と古豪・柳川の一戦。4回に先制した近大福岡は田邊~宮本とつないで逃げ切りを図りましたが、8回裏に柳川は古賀(摩)のスクイズで同点に。直後の9回表に近大福岡は二死満塁のチャンスを得ましたが勝ち越せず、試合は延長タイブレークに。10回表、近大福岡は一挙7点を奪って勝負を決め、初めて5回戦進出を決めました。

▼4回戦(6回コールド)
久留米高専 000 000  =0
東筑    021 331x=10

【久】堤→金子→新原【東】 中嶋→安田
〔東筑は19日(水)西短大附と対戦
▼4回戦(延長10回タイブレーク)
近大福岡 000 100 000 7=8
柳川   000 000 010 3=4
【近】田辺→宮本【柳】松尾

〔近大福岡は19日(水)博多工と対戦〕

——

17日(月・祝)も久留米市野球場と北九州市民球場で4回戦4試合が行われる予定です。

<17日の試合予定> ———–※赤字はシード校
【県大会】(4回戦)
▼久留米 福岡―須恵/筑前ー古賀竟成館
▼北九州 福大若葉―希望が丘/香椎―真颯館

※日程・スコア・選手名などは主催者発表のものと照合・確認してください

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