シード4校が順当勝ち、県大会出場32校出揃う~選手権大会第9日




第105回全国高校野球選手権記念福岡大会は大会第9日の14日(金)、南部で3回戦8試合、北部で3回戦5試合の合計13試合が行われ、県大会に出場する32校が出揃いました。この日登場したシード校4校(久留米商、東海大福岡、折尾愛真、九国大付)はいずれも勝利し、シード校は16校のうち12校が勝ち残りました。15日(土)の休養日を挟み、県大会は16(日)から始まります。

【南部】———–——
春日公園野球場、小郡市野球場、久留米市野球場の3会場で3回戦8試合が行われました。

春日公園野球場>
第一試合は香椎・尾嶋、沖学園は川畑から坂田へとつないで投手戦が展開され、1-1のまま延長タイブレークへ。10回表に沖学園が2点リードを奪うと、その裏に香椎も追いつき11回に突入。最後は香椎が無死満塁からスクイズを決めてサヨナラ勝ち。香椎は2年ぶりの県大会出場となります。
第二試合は三池工が序盤のリードを守り切って初の県大会出場を目指した城南に競り勝ち、1994(平成6)年以来となる県大会へ。第三試合は福岡工が初戦でシード筑陽学園をコールドで下した九産大九産と対戦。福岡工は相手投手陣の制球難に乗じて序盤に7点を奪うと、終盤はエース高濱投手を投入して九産大九産の反撃を封じて逃げ切り、2大会ぶりの県大会進出を決めました。

▼3回戦(延長11回タイブレーク)
沖学園 001 000 000 20 =3
香椎  010 000 000 21x=4
【沖】川畑→坂田【香】 尾嶋
〔香椎は17日(月)真颯館と対戦〕
▼3回戦
城南  001 100 000=2
三池工 202 000 00x=4
【城】堀江→浦川【三】 桜木→馬渡

〔三池工は18日(火)九国大付と対戦〕
▼3回戦
福岡工   304 100 000=8
九産大九産 110 010 000=3
【福】寺崎→板東→高浜
【九】 内田→西川→川杉→書川→半田
〔福岡工は18日(火)折尾と対戦〕

小郡市野球場>
第一試合は柳川が中盤以降に得点を重ねて純真を突き放し、8強入りした2年前に続く県大会出場を決めました。第二試合は先発佐々木投手が9回途中まで3安打無失点の好投を見せた九産大九州が博多に完封勝ち。秋春と初戦敗退だった九産大九州でしたが、夏はこれで5大会連続の県大会となります。

▼3回戦
柳川 000 210 302=8
純真 000 001 010=2
【柳】轟→在郷【純】下川路→田中→高武
〔柳川は16日(日)近大福岡と対戦〕
▼3回戦
博多    000 000 000=0
九産大九州 000 013 00x=4
【博】千住【九】佐々木→浜崎
〔九産大九州は18日(火)東海大福岡と対戦〕

久留米市野球場>
第一試合は7回表まで1-1と競り合いが続きましたが、7回8回に西南学院を突き放した久留米商が勝利。前の試合に続きこの試合もエース中島投手を温存したまま、2大会連続の県大会行きを決めました。第二試合は久留米高専・金子、福岡講倫館・三好、両投手による投手戦となりましたが、6回に2点を先制した久留米高専が1点差で逃げきり、1988(昭和63)年以来となる県大会へ。第三試合は南筑の上川投手が早良から11三振を奪い、1安打に抑えて完封。準優勝した2013年以来、10年ぶりの県大会となります。連投となった早良・牛尾投手も6回まで無失点の投球を見せましたが終盤力尽きました。

▼3回戦
西南学院 000 000 100=1
久留米商 000 010 23x=6
【西】中村【久】仁部→新原

〔久留米商は18日(火)東筑紫学園と対戦〕
▼3回戦
久留米高専 000 002 000=2
福岡講倫館 000 000 010=1
【久】金子【福】三好→久保
〔久留米高専は16日(日)東筑と対戦〕
▼3回戦
南筑 000 000 131=5
早良 000 000 000=0
【南】上川【早】牛尾
〔南筑は18日(火)飯塚と対戦〕

【北部】———–——
光陵グリーンスタジアム、筑豊緑地野球場の2会場で3回戦5試合が行われました。

光陵グリーンスタジアム
光陵グリーンスタジアムではシード校3校がいずれもコールド勝ちを収めました。第一試合は東海大福岡が3番秋田の本塁打を含む11安打を放って8回コールドで宗像に快勝。第二試合は折尾愛真が7回に福岡魁誠から一挙7点を奪って試合を決めました。第三試合は九州国際大付が2回以降、着実に得点を重ねて、育徳館との継続試合に勝利した門司大翔館を5回コールドで退けました。東海大福岡は2大会連続、折尾愛真は3大会連続、九州国際大付は4大会連続の県大会となります。

▼3回戦(8回コールド)
宗像    010 000 10 =2
東海大福岡 120 013 02x=9
【宗】香月→安河内→合屋→安永【東】佐藤→森田
〈本〉秋田(東)
〔東海大福岡は18日(火)九産大九州と対戦〕
▼3回戦(7回コールド)
折尾愛真
003 030 7=13
福岡魁誠 000 000 0=0
【折】在郷【福】村岡→高山→須藤→村岡
〔折尾愛真は18日(火)祐誠と対戦〕
▼3回戦(5回コールド)
門司大翔館 000 00 =0
九国大付
 015 22x=10
【門】中村翔→公文【九】下酔尾→徳永
〔九国大付は18日(火)三池工と対戦〕

筑豊緑地野球場
初回から点の取り合いとなった第一試合は星琳が制球の定まらない門司学園先発・水野投手から3回までに9点を奪うと、5回以降は4番手の園田投手が門司学園に得点を与えず9-4で逃げ切りました。星琳は2大会ぶりの県大会となります。第二試合は初回から得点を重ねた東筑紫学園が7回コールドで若松を下し、昨年に続いて県大会出場を決めました。

▼3回戦
門司学園 200 200 000=4
星琳   315 000 00x=9

【門】水野→佐藤【星】 宇土→田中→古賀→園田
〔星琳は18日(火)福岡大大濠と対戦
▼3回戦(7回コールド)
東筑紫学園 214 012 1=11
若松    000 004 0=4
【東】酒井→久具【若】岡→南野→南野→松崎

〔東筑紫学園は18日(火)久留米商と対戦〕

——

雨天による順延が続いた影響で県大会は当初予定からずれこみましたが、それでも今年は開幕日が例年より早かったことから、県大会は昨年から1日遅れで始まります。決勝戦は2日ずれて27日(木)となりました。

 

※日程・スコア・選手名などは主催者発表のものと照合・確認してください

 

 

 

 

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