西短・福岡・飯塚・真颯館など12校が県大会へ~選手権大会第8日




南部・北部大会が大詰めを迎えている第105回全国高校野球選手権記念福岡大会は13日(木)、南部で2回戦2試合と3回戦6試合、北部で3回戦6試合の合計14試合が行われました。朝倉、輝翔館がこの日初戦を終え、これで全出場チームが登場しました。この日登場したシード校6校(福岡、西日本短大附、大牟田、希望が丘、真颯館、飯塚)は全て勝利し、いずれも県大会進出を決めました。

【福岡ー武蔵台】2回表 福岡 二死一、二塁 三好の右翼線二塁打で廣瀬が生還し3点目

【南部】———–——
春日公園野球場、久留米市野球場、大牟田延命球場の3会場で2回戦および3回戦の8試合が行われました。

春日公園野球場>
第一試合はシード福岡が好左腕・坂本を擁する武蔵台と対戦。福岡は初回いきなり3連続長打で2点を先制し、その後も小刻みに得点を重ねてリードを広げると、投げては先発廣瀬投手が8回まで2安打無失点の好投を見せて完封勝ち。昨年に続く県大会出場を決めました。第二試合は両校投手陣がピリッとせず序盤から激しい点の取り合いとなりましたが、打力に勝る福大若葉が7回に6安打を集めて5点を奪って突き放し、福翔に打ち勝ちました。同校は2年ぶりの県大会進出となりました。

▼3回戦
福岡  210 010 100=5
武蔵台 000 000 000=0
【福】廣瀬→三好【武】坂本
〔福岡は17日(月)須恵と対戦〕
▼3回戦
福翔   020 230 000=7
福大若葉 002 320 50x=12
【翔】宮畑→白垣→江崎→牧之瀬→松本→牧之瀬
【若】樗木→古田→大井→川原→井上

〔福大若葉は17日(月)希望が丘と対戦〕

久留米市野球場>
第一試合は1回戦をコールド勝ちした早良が、初戦を迎えた輝翔館と対戦。早良はエース牛尾が打っては2打点、投げては輝翔館を3安打無得点に封じる投打にわたる活躍をみせて7回コールド勝ちをきめ、県大会まであと1勝としました。
3回戦に入った第二試合は祐誠が4回までに9点を奪うと、井上~野田の継投で福岡常葉を2安打に抑えて9-0で快勝。2年ぶりの県大会行きを決めました。第三試合は西短大附が初回から4点を奪うなど香住丘を10-0の6回コールドで圧倒。西短大附は4大会連続の県大会進出となります。

▼2回戦(7回コールド)
輝翔館 000 000 0 =0
早良  102 300 1x=7
【輝】増永→中園【早】牛尾
〔早良は14日(金)南筑と対戦〕
▼3回戦(7回コールド)
福岡常葉 000 000 0=0
祐誠   112 500 x=9
【福】中山→穴井【祐】井上→野田
〔祐誠は18日(火)折尾愛真×福岡魁誠の勝者と対戦〕
▼3回戦(6回コールド)
香住丘  000 000 =0
西短大附 420 202x=10

【香】黒木→平山→大堂【西】中塚
〔西短大附は16日(日)嘉穂と対戦〕

大牟田延命球場
第一試合は先日の豪雨の影響で延期となった2回戦が行われました。試合は9回表を終えて朝倉が2点をリードしていましたが、9回裏に博多が3点を奪って逆転サヨナラ勝ちで3回戦へ。3回戦に入った第二試合は大牟田のエース境が小郡から14三振を奪って2安打完封。2年連続の県大会進出を決めました。第三試合は初戦でシード東福岡を破った筑前が2回までに5点を奪い、終盤の八女工の追い上げをしのいで2016年以来の県大会切符を手にしました。

▼2回戦
朝倉 000 001 001 =2
博多 000 000 003x=3
【朝】甲斐→重松【博】松嶋
〔博多は14日(金)九産大九州
と対戦〕
▼3回戦
小郡  000 000 000=0
大牟田 020 110 00x=4

【小】荒巻→山口【大】境
〈本〉成清(大)
〔大牟田は18日(火)北九州市立と対戦〕
▼3回戦
八女工 000 002 020=4
筑前  320 000 01x=6
【八】赤司→河野→葭原→宮原【筑】柳原→岸本
〔筑前は17日(月)古賀竟成館と対戦〕

【福大若葉ー福翔】3回裏 福大若葉 二死一、三塁 大井が中前適時打を放つ

【北部】———–——
光陵グリーンスタジアム、筑豊緑地野球場の2会場で3回戦6試合が行われました。

光陵グリーンスタジアム
第一試合は希望が丘・江越、豊国学園・川本、両投手による投手戦が繰り広げられましたが、希望が丘が1点差を守り切って2016年以来の県大会へ。川本投手も希望が丘を4安打に抑えましたが、涙をのみました。
第二試合は2-2で迎えた9回裏に真颯館が代打宇野のサヨナラ打で北九州を下し、4大会連続の県大会出場を決めました。第三試合は肥後の本塁打など11安打を放った飯塚が、中盤以降に小倉商を突き放して8大会連続の県大会へ。小倉商も9安打を放ち、4回には同点に追いつくなど健闘しましたが及びませんでした。

▼3回戦
豊国学園 000 000 010=1
希望が丘 010 001 00x=2
【豊】川本【希】江越
〈本〉二郎丸(育)
〔希望が丘は17日(月)福大若葉と対戦〕
▼3回戦
北九州 000 100 010 =2
真颯館 200 000 001x=3
【北】中竹→楠【真】浦
〔真颯館は17日(月)香椎×沖学園の勝者と対戦〕
▼3回戦
飯塚  021 012 000=6
小倉商 010 200 000=3
【飯】中村→藤原
【小】津島→野上→神農→緒方→津島→神農→野上
〈本〉肥後(飯)
〔飯塚は18日(火)南筑×早良の勝者と対戦〕

筑豊緑地野球場
第一試合は古賀竟成館が安河内~瀬元の継投で1点差を守り切って八幡南に競り勝ち、古賀高時代の1993(平成5)年以来、古賀竟成館の名称になってからは初の県大会出場を決めました。第二試合は0-1で迎えた9回表に北九州市立が2点をあげて青豊に逆転勝ち。青豊は林投手が8回まで無失点に抑えていましたが、最後に力尽きました。北九州市立は2019年以来の県大会出場となります。
第三試合は初戦でノーヒット・ノーランを達成した折尾・古賀投手が小倉西を初回の1点に抑えて完投、3-1で破って1979(昭和54)年以来の県大会出場をつかみました。

▼3回戦
古賀竟成館 002 000 000=2
八幡南   001 000 000=1

【古】安河内→瀬元【八】桜木→吉田
〔古賀竟成館は17日(月)筑前と対戦
▼3回戦
北九州市立 000 000 002=2
青豊    100 000 000=1
【北】影平→工藤【青】林

〔北九州市立は18日(火)大牟田と対戦〕
▼3回戦
小倉西 100 000 000=1
折尾  000 201 00x=3
【小】吉崎→斉藤【折】古賀

〔折尾は18日(火)九産大九産×福岡工の勝者と対戦〕

——

南部、北部大会の最終日となる大会9日目の14日(金)は南部で3回戦8試合、北部で3回戦5試合の計13試合が行われ、県大会出場校が出揃う予定です。

<14日の試合予定> ———–※赤字はシード校
【南部】(3回戦)
▼春日公園 香椎-沖学園/城南-三池工/九産大九産―福岡工
▼小郡 九産大九州―博多/純真-柳川

▼久留米 久留米商―西南学院/福岡講倫館―久留米高専/南筑―早良

【北部】(3回戦)
▼光陵GS 東海大福岡―宗像/折尾愛真―福岡魁誠/九国大付―門司大翔館
▼筑豊緑地 門司学園ー星琳/若松-東筑紫学園

※日程・スコア・選手名などは主催者発表のものと照合・確認してください

 

 

 

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