福大大濠と西短大附がともに快勝、準決勝に進出~九州大会第3日





第152回九州地区高校野球大会は大会3日目の24日(月)、準々決勝4試合が行われベスト4が出揃いました。福岡代表の福岡大大濠、西日本短大附はいずれも快勝し、準決勝進出を決めました。福岡勢2校がともにベスト4入りするのは昨春の西日本短大附、九州国際大付に続くもので、昨春準優勝の西日本短大附は2年連続の決勝進出を狙います。

リブワーク藤崎台球場の第一試合に登場した福岡大大濠は、初回に日本ウェルネス沖縄の先発安里(幸)に6安打を浴びせて5点を奪う強烈な先制攻撃で主導権を握ると、5回裏には2番八島の本塁打で加点。その後も攻撃の手を緩めず、2試合連続の7回コールド勝ちを収めました。2年生左腕小峰は4回に2点本塁打を許しましたが、先発の役割を果たして2番手の松尾に継投。松尾は4回以降、得点を許さない好投を見せました。福岡大大濠の4強入りは、2021年春以来となります。

第二試合は序盤から着実に得点を加えた大分舞鶴が文徳に6-2で快勝。文徳は7回に2点を返したものの反撃が遅く、序盤のリードを挽回できませんでした。大分舞鶴のベスト4入りは1956(昭和31年)秋の第19回大会以来、実に133季ぶりとなりました。

[リブワーク藤崎台]
◆準々決勝(7回コールド)
ウェルネス 000 200 0 =2
福岡大大濠 500 012 1x=9
【ウ】安里→山内→安里【福】小峰→松尾
〈本〉大濵(ウ)八島(福)

◆準々決勝
大分舞鶴 010 102 200=6
文徳   000 000 200=2
【大】糸永→渡邊【西】福山→古川→井上→佐藤→古川

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県営八代野球場の第二試合に登場した西日本短大附は3回、敵失で先制すると、続くチャンスに3番村上が中前に2点適時打を放ち3-0とリード。その後は走者を出しながら追加点を奪えませんでしたが8回、敵失などで得た無死満塁の好機に古賀、深町の連続適時打が飛び出し、決定的な3点を加えました。投げてはエース中塚が初回一死満塁のピンチをしのぐと、その後は佐賀北打線を2安打に封じて、1回戦の村上に負けじと完封。2季ぶりの準決勝進出を決めました。

第一試合は1-1で迎えた8回裏、7番小川に3点本塁打が飛び出した有明が大分商を下しました。有明は二度目の九州大会出場で初のベスト4入り。一方、4校が出場したセンバツ出場校は準決勝を目前に全て姿を消しました。

[県営八代野球場]
準々決勝
大分商 000 000 010=1
有明  000 100 03x=4
【大】松木→児玉→飯田【有】吉田
〈本〉小川(有)

準々決勝
西短大附 003 000 030=6
佐賀北  000 000 000=0
【西】中塚【佐】宮副→高栁

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25日(火)は休養日となり、準決勝2試合は26日(水)にリブワーク藤崎台球場で行われます。

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【大会第4日の試合予定】
◇準決勝
[リブワーク藤崎台]
 ▸有明(熊本1位)-福大大濠(福岡1位)
 ▸西短大附(福岡2位)―大分舞鶴(大分)

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