春季九州大会が開幕、福大大濠が海星にコールド勝ちで8強進出





第152回九州地区高校野球大会が22日(土)、熊本県で開幕しました。県営八代野球場の第一試合に登場した福岡大大濠(福岡1位)は、センバツ出場校の海星(長崎)を7回コールドで下し、準々決勝進出を決めました。同校の九州大会での勝利はベスト4入りを果たした2021年春以来となります。

福岡大大濠は3回裏、8番高尾の本塁打で先制。追い付かれた直後の4回裏には2安打と犠飛で勝ち越し、5回裏にも高尾の三塁打を足掛かりに1点を加えてリードを広げました。そして6回裏、龍の2点本塁打を含む5安打に敵失をからめて一挙7点を奪って海星の先発・高野をノックアウト、勝負を決めました。この試合の高尾は3打数3安打、単打が出ればサイクルヒットという大活躍でした。

投げては先発の柴田(2年)が6安打を許しながら4回1失点と粘り、5回からは松尾、鯉川とつないで得点を許さず10-1で7回コールド勝ちを収めました。

県営八代野球場の第二試合は日本ウェルネス沖縄の先発・上原が、城北(熊本4位)を7安打1点に抑えて完投。打線は城北の3人の投手に13安打を浴びせ、6点を奪って快勝しました。準々決勝では福岡大大濠と対戦します。

[県営八代野球場]
◆1回戦(7回コールド)
海星   000 100 0=1
福大大濠 001 117 x=10
【海】高野→陣内【福】柴田→松尾→鯉川
〈本〉高尾、龍(福)

◆1回戦
ウェルネス 300 000 210=6
城北    000 010 000=1
【ウ】上原【城】梅﨑→眞鍋→溜池

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リブワーク藤崎台球場での開幕試合は、1998年秋以来の出場となった有明(熊本1位)と日南学園(宮崎)が対戦。有明は1回裏、1番村田がいきなり本塁打を放つなど3点を先制し、7回には四死球に暴投、敵失などをからめて3点を追加してリードを広げました。先発の稲岡は7回まで4安打1失点と好投。8、9回に日南学園の追い上げにあって5-7と迫られましたが、2点差を守り切って九州大会初白星を挙げました。

第二試合はセンバツ出場の大分商と大崎(長崎)がシーソーゲームを展開。9回裏に大崎が同点に追い付いて試合は延長タイブレークに突入しました。大分商は10回表、二死満塁から連続押し出し四球で2点を挙げ、粘る大崎を振り切りました。

[リブワーク藤崎台]
◆1回戦
日南学園 010 000 013=5
有明   301 000 30x=7
【日】町屋→本田【有】稲岡
〈本〉村田(有)

◆1回戦(延長10回)
大分商 001 030 110 2=8
大崎  002 021 001 0=6
【分】児玉→飯田【崎】野口→大橋→山口

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大会2日目の23日(日)は1回戦の残り4試合が予定されており、福岡2位の西日本短大附はリブワーク藤崎台の第二試合でセンバツ出場校・長崎日大に挑みます。

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【大会第2日の試合予定】
◇1回戦
[リブワーク藤崎台]
 ▸佐賀北(佐賀)-熊本商(熊本3位)
 ▸長崎日大(推薦)―西短大附(福岡2位)
[県営八代野球場]
 ▸文徳(熊本2位)ー沖縄尚学(推薦)
 ▸鹿児島城西(鹿児島)ー大分舞鶴(大分)

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