2023年センバツ21世紀枠、九州地区候補は高鍋（宮崎）

来年３月に開幕する第９５回選抜高校野球大会の「２１世紀枠」について９日、全国９地区の候補校が発表され、九州地区からは高鍋（宮崎）が選ばれました。宮﨑県のチームが九州地区推薦校に選ばれるのは２０１６年の高千穂以来、６年ぶり４校目となりました。

前回の記事でも書いたとおり、今年も〝秋の九州大会に出場した公立校〟が順当に選ばれた形となりました（この件については後日、改めて考察してみたいと思います）。高鍋の選出理由としては「スピーディーな試合運びによる（秋季九州大会１回戦の）明豊との接戦、先進的な練習方法、毎朝の清掃活動、幼稚園児や小学生へのティーボール指導のボランティア活動」（日刊スポーツ）などが挙げられています。

全国９地区から２１世紀枠３校を選ぶ選考委員会は来年１月２７日。今回選出された９校の中から、東日本地区（北海道、東北、関東・東京、東海、北信越）、西日本地区（近畿、中国、四国、九州）から１校ずつ選ばれ、３校目は残る７校から選ばれます。高鍋が選ばれれば１９９８年春以来２５年ぶり、九州地区からは２０２１年の具志川商、２２年の大分舞鶴に続く３年連続の２１世紀枠での甲子園出場となります。

明治神宮大会優勝校の所属地区に与えられる「神宮枠」に続き、２１世紀枠による甲子園出場の望みもなくなり、福岡県の高校野球界は３月まで長い冬になりそうです。

【21世紀枠各地区選出校】

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