西短大附・東福岡とも惜敗、4強進出ならず~九州大会第3日





第151回九州地区高校野球大会は大会3日目の26日(水)、準々決勝4試合が行われ、ベスト4が出揃いました。福岡1位の西日本短大附は2-3で海星(長崎2位)に、福岡2位の東福岡も1-2で大分商(大分2位)に惜敗し、ベスト4入りはなりませんでした。福岡県勢が春秋の九州大会で準決勝を前に姿を消すのは、2019年秋以来5大会ぶりとなりました。

準決勝進出を決めたのは海星、大分商のほか長崎日大(長崎1位)と沖縄尚学(沖縄1位)で、長崎県勢2校がベスト4に残るのは2014年春(創成館、島原農)以来となります。

タピックスタジアム名護の第一試合に登場した東福岡は大分商と対戦。3回まで無安打の東福岡は4回、藤瀬のチーム初安打が本塁打となり先制。その後も一死満塁と追加点のチャンスをつくりましたが無得点、続く5回も二死満塁の好機を逃すと6回、四球とバントヒットなどで一死二、三塁とされ、内野ゴロの間に1点を許し同点に。さらに7回、死球と右前打で一死一、三塁から内野ゴロの間に勝ち越し点を許し、これが決勝点となりました。
先発の藤岡投手は6安打2失点と好投しましたが看板の打線が大分商投手陣の前に5安打に封じられ、2014年春以来となる4強入りはなりませんでした。福岡勢としては2019年秋の福岡第一に続き、再び大分商に準決勝進出を阻まれました。

第二試合では西日本短大附が海星と対戦しました。西日本短大附は初回、中前打で出た1番江口を二塁に置いて3番村上の中前適時打で先制すると、海星も直後の2回二死三塁から7番峯の中前打で同点に。その後は西日本短大附・中塚、海星・吉田、両先発の投手戦となりましたが、8回海星は四球の走者を一塁に置いて、2番永田の二塁打で勝ち越し。西日本短大附もその裏、9番荒木の二塁打を足掛かりに一死二、三塁とし、村上の犠飛ですかさず同点に追いつきました。しかし9回、中塚が二死二塁から海星の1番田中に右翼への三塁打を浴び、1点差に泣きました。
海星は前年秋に準々決勝で敗れた雪辱を果たし4強入り。福岡勢としては前年秋の福岡第一に続き、海星に苦杯を喫する形となりました。

[タピックスタジアム名護]
◆準々決勝
大分商 000 001 100=2
東福岡 000 100 000=1
【大】児玉→飯田【東】藤岡
〈本〉藤瀬(東)

◆準々決勝
海星   010 000 011=3
西短大附 100 000 010=2
【海】吉田→高野【西】中塚

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コザしんきんスタジアムの第一試合は、長崎日大が3-4で迎えた6回に4安打と3つの四死球をからめて一挙4点を奪って逆転。さらに7回にも4安打を集中させて4点を加えて日本ウェルネス沖縄(沖縄2位)に7回コールド勝ち。昨秋に続く準決勝進出を決め、2年連続のセンバツ出場に大きく前進しました。

第二試合は沖縄尚学が同点で迎えた9回裏一死二塁から、9番佐野のタイムリーでサヨナラ勝ち。エース東恩納は明豊打線を2点に抑え、打っても2回と4回にタイムリーを放ち、9回も先頭打者としてヒットで出塁してサヨナラのホームを踏むなど3得点すべてに絡む活躍を見せました。沖縄尚学のベスト4入りは優勝した2014年春以来となります。

[コザしんきんスタジアム]
◆準々決勝(7回コールド)
ウェルネス 020 002 0=4
長崎日大  012 004 4=11
【ウ】上原→安里→當銘【長】廣田

◆準々決勝
明豊   000 020 000=2
沖縄尚学 010 100 001=3
【明】竹本→杉本→森山【沖】東恩納
〈本〉石田(明)

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大会4日目は休養日を挟んで28日(金)に準決勝2試合が予定されています。

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【大会第4日の試合予定】
◆準決勝

[コザしんきんスタジアム]
◇第1試合 大分商(大分2位)ー長崎日大(長崎1位)
◇第2試合 海星(長崎2位)ー沖縄尚学(沖縄1位)

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