
第151回九州地区高校野球大会は大会2日目の24日(月)、1回戦の残り4試合が行われました。福岡1位の西日本短大附は6-5で鹿屋中央(鹿児島2位)に9回サヨナラ勝ちを収め、前日の東福岡に続いて準々決勝進出を決めました。準々決勝では海星(長崎2位)と対戦します。
この日でベスト8が出揃い、福岡、長崎、大分、沖縄がいずれも2校ずつという顔ぶれとなりました。佐賀、熊本、宮崎、鹿児島から出場の2校はいずれも初戦で姿を消す結果となりました。
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コザしんきんスタジアムの第一試合に登場した西日本短大附は初回、先発中塚の立ち上がりを攻められて3点を先制されましたが、その裏に3番村上の適時二塁打で1点を返すと、続く2回には中塚、轟木の二塁打と4番高峰の内野安打で同点に追いつきました。その後は両校とも走者を出しながらも決定打を欠き、3-3のまま終盤へ。7回裏に西日本短大附は二死から轟木が四球を選ぶと村上の右前打とライトの悪送球で勝ち越し、さらに高峰の右前打で5-3としました。しかし鹿屋中央も直後の8回表に3安打を集めて追いつき、試合は再び振り出しに戻ります。
それでも福岡大会で2点差のゲームを4試合勝ち抜いてきた西日本短大附は9回裏、左前打で出た村上を高峰が送り、最後は6番多久が左前にサヨナラ打を放って勝負を決めました。
第二試合は海星(長崎2位)と東海大星翔(熊本1位)が対戦。海星は4回までに小刻みに得点を重ねて4-1とリード。東海大星翔も5回、7回に1点ずつを返して9回も二死一、二塁と一打同点の好機を迎えましたが、あと一歩及びませんでした。今大会の東海大星翔と文徳の敗退で、2020年秋から続く熊本勢の連敗は「8」に伸びました。
[コザしんきんスタジアム]
◆1回戦
鹿屋中央 300 000 020=5
西短大附 120 000 201=6
【鹿】郡山→松原→村山【西】中塚
◆1回戦
海星 021 100 000=4
東海大星翔 001 010 100=3
【海】吉田→高野【東】玉木
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タピックスタジアム名護の第一試合は、地元の沖縄尚学(沖縄1位)が登場。1番知花の先頭打者本塁打を含む2打席連続本塁打などで序盤から得点を重ねると、7回にも3番仲田の一発が飛び出すなど毎回安打の11安打で8得点。投げては先発の東恩納が鳥栖(佐賀2位)を2点に抑え、8-2で快勝しました。
第二試合は12大会連続の九州大会となった明豊(大分1位)が1999年秋以来、23年ぶりに九州大会出場を果たした高鍋(宮崎2位)と対戦。明豊は数少ない好機を生かして奪った2点を、中山~杉本~森山の継投で守り切り2-0で完封勝ち。2017年秋以降、10大会連続で初戦を突破しました。
[タピックスタジアム名護]
◆1回戦
鳥栖 010 001 000=2
沖縄尚学 111 201 11x=8
【鳥】宮崎→古賀【沖】東恩納
〈本〉知花2、仲田(沖)
◆1回戦
明豊 010 000 010=2
高鍋 000 000 000=0
【明】中山→杉本→森山【高】山床
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大会3日目は休養日を挟んで26日(水)に準々決勝4試合が予定されています。勝った4校は来春のセンバツ出場に近づく、大一番となります。
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【大会第3日の試合予定】
◆準々決勝
[コザしんきんスタジアム]
(第1試合)長崎日大(長崎1位)ー日本ウェルネス沖縄(沖縄2位)
(第2試合)沖縄尚学(沖縄1位)―明豊(大分1位)
[タピックスタジアム名護]
(第1試合)東福岡(福岡2位)ー大分商(大分2位)
(第2試合)西短大附(福岡1位)ー海星(長崎2位)
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