4強に近大福岡・東福岡・福大大濠・西短大附~秋季大会第14日




大詰めを迎えている第151回九州地区高校野球福岡大会は2日(日)、準々決勝4試合が行われ、近大福岡、東福岡、福岡大大濠、西日本短大附の4校が勝って準決勝進出を決めました。準決勝は8日(土)に久留米市野球場で行われ、勝った2校は決勝進出と同時に九州大会出場が決まります。

【県大会】———–——
春日公園野球場の第一試合は、昨秋、今春に続いて県大会に登場した福岡と、初の県大会にのぞむ近大福岡が対戦。福岡は5回までに4点を奪って優位に試合を進めましたが、近大福岡は6回5連打で同点に追いつくと7回に4番河村の犠牲フライで勝ち越し。福岡もすかさず8回に武藤の適時二塁打で追いつき、試合は延長戦へ入りました。延長に入ってからは膠着状態が続きましたが、近大福岡は12回裏二死から右前打で出た岩屋が二盗を決めると3番河内が右中間にサヨナラ打を放ち、初の準決勝進出決めました。

【福岡-近大福岡】12回裏近大福岡二死二塁 河内の右中間へのサヨナラヒットで岩屋が生還

第二試合は、6年前にそろって九州大会に出場した福岡大大濠と東海大福岡が対戦。福岡大大濠は初回相手のミスをついて2点を先制しますが、東海大福岡も3回に追い付くと、4回には二死からの長短打で勝ち越し。福岡大大濠もチャンスを掴みながら決定打を欠いてきましたが8回に柴田の適時打で同点に。このまま延長戦かと思われた9回一死、投手の松尾に左中間本塁打が飛び出しサヨナラ勝ち。熱戦に終止符を打ちました。福岡大大濠の4強入りは優勝した2020年秋以来となります。

桧原運動公園野球場の第一試合は東福岡と飯塚、南北のシード校同士が激突しました。3回までに飯塚が4-0とリードしますが、東福岡は小刻みに得点を加えて追い上げると6回に富永、入井の適時打で2点を奪って逆転。7回にも3連打で2点を加えてリードを広げました。投げては4回から登板した2番手の藤岡が、走者を出しながらも3つの併殺打などで得点を許さず、逃げ切りました。東福岡は昨春以来の4強入りとなります。

第二試合は西日本短大附と折尾愛真の一戦。西日本短大附は5回までに5番古賀の本塁打など11安打で7点をあげて、7-2と大きくリード。折尾愛真は7回に3連続適時打で4点を奪って1点差まで詰め寄りましたが、その後の追撃を西日本短大附の先発・中塚に封じられて1点差で涙をのみました。これで3試合連続1点差での勝利となった西日本短大附は、今春に続いて準決勝進出を決めました。

◇春日公園野球場
▼準々決勝(延長12回)
福岡   100 120 010 000=5
近大福岡 000 004 100 001=6
【福】廣瀬→三好【近】田邊→宮本
〔近大福岡は8日(土)東福岡と対戦〕
▼準々決勝
東海大福岡 002 100 000=3
福岡大大濠 200 000 011=4
【東】森田【福】鯉川→松尾
〔福大大濠は8日(土)西短大付と対戦〕

◇桧原運動公園野球場
▼準々決勝
飯塚  031 000 000=4
東福岡 001 112 20x=7
【飯】中村→藤原【東】中園→藤岡
〔東福岡は8日(土)近大福岡と対戦〕
▼準々決勝
西短大附 131 110 000=7
折尾愛真 100 100 400=6
【西】中塚【折】在郷→桑平
〔西短大附は8日(土)福大大濠と対戦〕

【福岡大大濠-東海大福岡】4回表東海大福岡二死二塁 宗が右前適時打を放つ

<大会第15日(8日)の試合予定> ———–赤字はシード校
【県大会】
◇久留米(準決勝)
▸近大福岡東福岡
福大大濠-西短大附

※日程・会場・試合結果などは主催者発表のものと照合・確認してください

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