九国大付、東筑、高稜、明善など県大会へ~選手権福岡大会第6日




第104回全国高校野球選手権福岡大会は大会6日目の9日(土)、北部で2回戦4試合と3回戦5試合、南部で2回戦5試合と3回戦1試合の計15試合が行われました。この日は今大会初のタイブレークが行われたほか土壇場での同点・逆転劇も相次ぎ、詰めかけたスタンドの観客を沸かせました。シード校5校もすべて勝利し、ここまでシード校は全て勝ち上がっています。

【北部】———–——
北九州市民球場、光陵グリーンスタジアム、筑豊緑地野球場の3会場で2回戦4試合(継続試合の2試合含む)と3回戦5試合が行われました。

北九州市民球場
第一試合は初回から得点を重ねた近大福岡が5人の投手リレーで京都を2点に抑えて7回コールド勝ち。3回戦に入った第二試合は東筑紫学園が初回に大森の本塁打などで5点を奪って主導権を握ると、梶原~松井の継投で戸畑工の追い上げを封じて県大会進出を決めました。前日からの継続試合となった第三試合は小倉西が前日までのリードをさらに広げ、福岡魁誠に7回コールド勝ちを収めています。

▼2回戦(7回コールド)
近大福岡
220 023 0=9
京都
  002 000 0=2
【近】古井→北野→田辺→坂本→末広【京】 宮崎→梅林
〔近大福岡は7/12(火)鞍手と対戦〕
▼3回戦
東筑紫学園 500 001 001=7
戸畑工   001 000 000=1
【東】梶原→松井【戸】竹下→中原〈本〉大森(東)
〔東筑紫学園は7/15(金)福工大城東—福岡工の勝者と対戦〕
▼2回戦(7回コールド)※4回表から再開
福岡魁誠 000 110 0=2
小倉西  203 132 x=11
【福】村岡→止野【小】 福田→城田
〔小倉西は7/11(月)育徳館と対戦〕

光陵グリーンスタジアム
3回戦に入った第一試合は春のセンバツ出場校の九州国際大付が2本の本塁打などで11点を奪い、光陵に6回コールド勝ち。県大会進出を決めました。第二試合は投手戦となりましたが、7回に均衡を破った嘉穂が9回に突き放して県大会へ。白神投手は8安打を許しながら八幡南に得点を与えず、完封しました。継続試合となった第三試合は前日リードを許していた鞍手竜徳が逆転、小倉商も9回に追い付いて延長戦へ入りましたが11回に鞍手竜徳が6点を挙げて小倉商を振り切りました。9回・10回と二度追いついた小倉商の粘りも光った一戦でした。

▼3回戦(6回コールド)
光陵   000 001=1
九国大付 311 042=11
【光】 安東→坂口→佐藤【九】木塚→香西〈本〉佐倉、宮崎(九)
〔九国大付は7/15(金)明善と対戦〕
▼3回戦
嘉穂  000 000 103=4
八幡南 000 000 000=0
【嘉】白神【八】井手→今村
〔嘉穂は7/15(金)福岡大大濠—修猷館の勝者と対戦〕
▼2回戦(延長11回)※5回裏から再開
鞍手竜徳 100 002 100 16=11
小倉商  001 110 001 12=7
【鞍】西川→井手→浜田【小】津島→松本→野村→緒方龍→吉岡
〔鞍手竜徳は7/12(火)折尾愛真と対戦〕

筑豊緑地野球場
秋春とも16強の豊国学園と春の福岡中央地区大会準優勝の鞍手が対戦した第一試合は9回裏に鞍手が3点差を追いつき延長戦に入ると、12回で決着がつかず今大会初のタイブレークに突入。13回表に豊国学園が1点を勝ち越しましたが、その裏に鞍手が2点を返して逆転サヨナラ勝ち。3回戦に入った第二試合は、エース高﨑を温存した東筑が古賀竟成館との激しい点の取り合いを制して県大会へ。第三試合は9回に4点差を逆転した高稜が宗像を下し、昨年に続く県大会出場を決めました。

▼2回戦(延長13回・タイブレーク)
豊国学園 102 000 003 000 1=7

鞍手   020 100 003 000 2=8
【豊】尾崎【鞍】原田→小野沢→一木→山本〈本〉塚崎(鞍)
〔鞍手は7/12(火)近大福岡と対戦〕
▼3回戦
古賀竟成館 020 200 130=8
東筑    203 113 02x=12
【古】安河内→樋口【東】藤井→津野→松山〈本〉堀田、藤井(東)
〔東筑は7/15(金)早良—久留米高専の勝者と対戦〕
▼3回戦
高稜 000 100 005=6
宗像 000 002 030=5
【高】 野副→松尾【宗】丸山
〔高稜は7/15(金)福岡第一—八女の勝者と対戦〕

 

【南部】———–——
小郡市野球場、久留米市野球場、大牟田延命球場の3会場で2回戦5試合と3回戦1試合が行われました。

<小郡市野球場>
第一試合はシード・福工大城東が福岡中央と対戦。8回を終えて1-2とリードを許した福工大城東でしたが、9回に追い付くと10回表に2点を勝ち越して逆転勝ち。福岡中央は好投を続けていた榎本投手が最後に力尽きました。第二試合は福岡西陵が今大会最多得点を更新する27点を挙げて、ありあけ新世に5回コールド勝ちを収めています。

▼2回戦(延長10回)
福工大城東
000 100 001 2=4
福岡中央  000 200 000 0=2
【城】内田【中】榎本→松尾
〔福工大城東は7/13(水)福岡工と対戦〕
▼2回戦(5回コールド)
ありあけ新世 0 0 0 00=0
福岡西陵   0177 3x=27
【あ】草野→小宮【福】柿本→山内
〔福岡西陵は7/12(火)大牟田と対戦〕

久留米市野球場
第一試合は福翔が4回までに10点を奪うと、投げては山口投手が中村三陽を3安打2点に抑えて7回コールド勝ち。第二試合は明善が八女工の9回の追撃を1点差でかわし、南部の県大会進出一番乗りを決めました。

▼2回戦(7回コールド)
中村三陽 000 020 0=2
福翔   050 500 x=10
【中】 増野→小松→大野→鹿島成→常広【福】山口
〔福翔は7/13(水)久留米商—武蔵台の勝者と対戦〕
▼3回戦
八女工 000 000 002=2
明善  100 101 00x=3
【八】古賀→高田【明】木崎
〔明善は7/15(金)九州国際大付と対戦〕

大牟田延命球場
筑後地区のシード2校が登場した大牟田延命球場では、第一試合で柳川が城南に7回コールド勝ち。エース加峰は初回に1点を失いましたが城南打線を4安打に封じる好投を見せました。第二試合は大牟田が大川樟風に7回コールド勝ち。8安打に9盗塁をからめて8点を挙げ、江崎~境の投手リレーで大川樟風を2安打に抑えて完封しました。

▼2回戦(7回コールド)
城南 100 000 0=1
柳川 102 300 2=8
【城】後藤→浦川→堀江→荒巻【柳】加峰
〔柳川は7/11(月)西南学院と対戦〕
▼2回戦(7
回コールド)
大川樟風 000 000 0=0
大牟田  014 003 x=8
【樟】森山【牟】江崎→境
〔大牟田は7/12(火)福岡西陵と対戦〕

——

10日(日)は北部で3回戦6試合、南部では2回戦の残り3試合と3回戦5試合が行われ、新たに11校の県大会出場が決まります。南部では6校が初戦を迎え、これで今大会の出場校すべてが登場することになります。

<10日の試合予定> ———–赤字はシード校
【北部】(3回戦)
▼北九州  真颯館—常磐/戸畑—希望が丘/折尾—門司大翔館
▼筑豊緑地 小倉工—北九州市立/北筑ー中間/自由ケ丘—八幡工

【南部】
▼春日公園(2回戦)九産大九州ー朝倉/(3回戦)早良ー久留米高専/筑紫中央—春日
▼久留米 (3回戦)西短大附ー糸島/東福岡ー博多/福大若葉—福島
▼大牟田 (2回戦)久留米商ー武蔵台/香椎ー久留米筑水

※日程・スコア・選手名などは主催者発表のものと照合・確認してください

 

 

 

 

 

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