第104回全国高校野球選手権福岡大会は大会7日目の10日(日)、厳しい暑さの中で北部で3回戦6試合、南部で2回戦の残り3試合と3回戦5試合が行われ、新たに11校が県大会に名乗りを上げました。
【北部】———–——
北九州市民球場、筑豊緑地野球場の2会場で3回戦6試合が行われ、6校が県大会出場を決めました。
<北九州市民球場>
第一試合はシード真颯館が常磐と対戦。真颯館は7回まで0-2とリードを許す苦しい展開となりましたが、8回に1点を返すと9回に劇的な逆転サヨナラ勝ちで準優勝した前年に続いて県大会へ。第二試合は初回に先制を許した戸畑が3回に追い付くと5回に勝ち越し、希望が丘に逆転勝利。8強入りした前年に続く県大会出場を決めました。第三試合は4安打で4点を奪った門司大翔館が、折尾の終盤の反撃をしのいで逃げ切りました。門司商と大里が統合して平成16年に開校した門司大翔館としては初、統合前の門司商が出場した平成元年以来となる県大会出場となりました。
▼3回戦
常磐 001 000 100=2
真颯館 000 000 012=3
【常】柳田【真】 古庄→春崎→福島
〔真颯館は7/15(金)春日と対戦〕
▼3回戦
希望が丘 100 001 000=2
戸畑 001 022 00x=5
【希】三宮文→野口→江越【戸】黒田
〔戸畑は7/15(金)柳川—西南学院の勝者と対戦〕
▼3回戦
折尾 000 000 011=2
門司大翔館 200 020 00x=4
【折】大坪【門】 金沢
〔門司大翔館は7/17(日)西日本短大附と対戦〕
<筑豊緑地野球場>
第一試合は激しい点の取り合いとなりました。序盤リードを広げた小倉工に対し、北九州市立は5回に4点を奪って逆転。それでも小倉工はすぐに追いつくとその後も得点を重ね、最終回の追い上げをしのぎ、両校合わせて31安打の打撃戦を制しました。第二試合は初回から小刻みに得点を重ねた北筑が、8回に一挙8点を奪って中間を突き放しコールド勝ち。第三試合は2本の本塁打で着実に得点を加えた自由ケ丘が斎藤~高見のリレーで八幡工を完封。シード3校がそろって県大会にコマを進めました。
▼3回戦
小倉工 310 011 102=9
北九州市立 110 040 001=7
【小】山田→小畑【北】日高→佐伯→日高→佐伯〈本〉麻生、田中、松尾(北)
〔小倉工は7/15(金)福島と対戦〕
▼3回戦(8回コールド)
北筑 111 001 18=13
中間 100 100 01=3
【北】藤原→吉田【中】竹下→浜野→青田〈本〉三宅(北)
〔北筑は7/17(日)輝翔館—香住丘の勝者と対戦〕
▼3回戦(8回コールド)
自由ケ丘 001 220 03=8
八幡工 000 000 00=0
【自】 斎藤→高見【八】政田→垂門→吉野〈本〉冬木、池永(自)
〔自由ケ丘は7/17(日)東福岡と対戦〕
【南部】———–——
春日公園野球場、久留米市野球場、大牟田延命球場の3会場で2回戦の残り3試合と3回戦5試合が行われ、新たに5校が県大会出場を決めました。
<春日公園野球場>
第一試合は九産大九州の先発・轟投手が朝倉打線に12安打を許しながらも2点に抑えて完投、4-2で接戦を制しました。3回戦に入った第二試合は、序盤5点のリードを許した早良が6~7回に高園の本塁打などで8点を奪って逆転。そのまま押し切って昭和62年以来となる県大会の切符を手にしました。第三試合は春日の飯田投手が筑紫中央を4安打に抑えて完封。8回コールド勝ちで、3大会連続の県大会出場を決めました。
▼2回戦
朝倉 000 110 000=2
九産大九州 102 000 10x=4
【朝】梶原→内田【九】轟
〔九産大九州は7/12(火)香椎と対戦〕
▼3回戦
早良 000 003 500=8
久留米高専 102 200 000=5
【早】高園→久保→牛尾【久】河野→金子〈本〉高園(早)
〔早良は7/15(金)東筑と対戦〕
▼3回戦(8回コールド)
筑紫中央 000 000 00=0
春日 300 300 01=7
【筑】戸上【春】飯田
〔春日は7/15(金)真颯館と対戦〕
<久留米市野球場>
第一試合は春の優勝校・西日本短大附が再三の好機に得点できず、初戦に続いて苦しい試合となりましたが3-1で勝利。糸島も9回一死満塁と同点機を迎えましたがあと一本が出ず、健闘も及びませんでした。第二試合は14安打を放った東福岡が7回コールドで博多に快勝。福島・井手、福岡大若葉・久我の両投手による投手戦となった第三試合は1-1のまま延長戦に入りましたが、11回に相手暴投で決勝点をもぎとった福島が接戦を制しました。
▼3回戦
西短大附 000 002 001=3
糸島 000 001 000=1
【西】江川【糸】菅野
〔西日本短大附は7/17(日)門司大翔館と対戦〕
▼3回戦(7回コールド)
博多 000 300 0=3
東福岡 224 040 x=12
【博】関→神宮【東】高山→田中→藤岡
〔東福岡は7/17(日)自由ケ丘と対戦〕
▼3回戦(延長11回)
福島 000 010 000 01=2
福大若葉 001 000 000 00=1
【福】井手→緒方誠【若】久我
〔福島は7/15(金)小倉工と対戦〕
<大牟田延命球場>
第一試合は初回から得点を重ねた久留米商が、4投手の継投で武蔵台を2点に抑えて7回コールドで快勝。今大会最後の登場となった両校が対戦した第二試合は香椎が久留米筑水に5回コールド勝ち。3回戦では県大会出場をかけて九産大九州と激突します。
▼2回戦(7回コールド)
久留米商 230 103 0=9
武蔵台 000 002 0=2
【久】田中→新原→高本→中島昴【武】田村→坂本〈本〉疋田、新谷(久)
〔久留米商は7/13(水)福翔と対戦〕
▼2回戦(5回コールド)
久留米筑水 000 00=0
香椎 231 22=10
【久】中垣→横川【香】 江頭→村上→江頭→丹羽→村上→大神〈本〉江頭(香)
〔香椎は7/12(火)九産大九州と対戦〕
——
11日(月)は北部で3回戦3試合、南部で3回戦4試合が行われます。
<11日の試合予定> ———–赤字はシード校
【北部】(3回戦)
▼北九州 小倉—飯塚/東海大福岡—八幡中央/育徳館—小倉西
【南部】(3回戦)
▼春日公園 福岡第一ー八女/輝翔館—香住丘
▼久留米 柳川ー西南学院/福岡ー福岡講倫館
※日程・スコア・選手名などは主催者発表のものと照合・確認してください
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