西短大附が小林西を下し決勝へ、九国大付は惜敗~九州大会第4日





1日の休養日を挟んだ第150回九州地区高校野球大会は4日目の28日(木)、ひなたサンマリンスタジアムで準決勝2試合が行われました。2校登場した福岡県勢のうち西日本短大附は小林西(宮崎2位)とのシーソーゲームを制して決勝へ。
センバツ8強の九州国際大付は神村学園(鹿児島)に2-3で敗れ、昨秋に続く優勝は成りませんでした。

第一試合で神村学園と対戦した九州国際大付は、2試合ぶりに先発したエース香西が初回1点を失いましたが、3回に2安打と四球で満塁とすると、黒田の内野ゴロで同点に追い付きました。その後は香西と、神村学園・内堀の投手戦が続きましたが、香西が7回表の攻撃で足首を痛めるアクシデント。7回からは1年生左腕の松尾が登板しましたが7、8回に1点ずつを失って1-3とリードを許しました。九州国際大付は9回、浅嶋の三塁打と内野ゴロで1点を返しましたが、反撃もそこまで。内堀に完投を許して準決勝で姿を消しました。

第二試合に登場した西日本短大附は小林西と対戦。初回に4番多久の適時打、3回には1番江口に本塁打が飛び出して2-0とリード。先発の左腕橋本も4回まで2安打無失点の好投を見せました。5回から登板した中塚は直後に岩根に逆転3点本塁打を浴びましたが、その裏に5番山口(雄)が3点本塁打のお返しで5-3と再逆転。3番手の早川が8回、4安打で3点を失い5-6と再びリードを許します。それでも西日本短大附は8回裏、一、二塁の好機に今田が三塁打を放ってこの試合二度目となる逆転に成功すると、前の2試合に野手として出場していた村上が9回を締め7-6で熱戦を制しました。

西日本短大附は29日(金・祝)、決勝で神村学園と対戦。勝てば2019年春以来、3年ぶり3回目の優勝となります。


【大会第4日の結果】
[ひなたサンマリン]
◆準決勝
九国大付 001 000 001=2
神村学園 100 000 11x=3
【九】香西→松尾→松本【神】内堀

◆準決勝
小林西  000 030 030=6

西短大附 101 030 02x=7
【小】川関→原田→島袋→仲間→仲田
【西】橋本→中塚→早川→村上
〈本〉江口、山口雄(西)岩根(小)

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【大会最終日の試合予定】
[ひなたサンマリンスタジアム]
 ◆決勝 神村学園(鹿児島)―西日本短大附(福岡1位)

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