九国大付、西短大附がそろって準決勝進出~九州大会第3日





第150回九州地区高校野球大会は3日目の26日(火)、準々決勝4試合が行われ、ベスト4が出揃いました。
センバツ8強の九州国際大付は波佐見(長崎)を1-0で破り、昨秋に続く優勝まであと2勝と迫りました。西日本短大附も長崎日大に5-3で競り勝ち、2試合連続でセンバツ出場校を倒してベスト4入りを決めました。

アイビースタジアムの第一試合で波佐見と対戦した九州国際大付は、2年生右腕の池田投手が先発。初回一死二、三塁、5回二死満塁など得点圏に走者を背負いましたが粘りの投球で得点を許しません。九州国際大付も再三走者を出しながら長崎日大の細かな継投の前に得点を奪えませんでしたが8回、今大会から3番に座る黒田が一死三塁の好機に中前に決勝打。池田は8安打を許しながら見事な完封勝利を飾りました。

九州国際大付が勝った後の試合に登場した西日本短大附は長崎日大と対戦。2回に和田、江川の適時打で3点を先制すると、続く3回にも再び和田が適時打を放ってリードを広げました。1回戦に続いて先発したエース江川は4回に味方の失策と押し出し四球で2点を失い、5回には平尾に一発を浴びて1点差に迫られましたが、その裏に轟木が適時打を放ち江川を援護します。江川は8回一死二、三塁と一打同点のピンチを背負いましたがここをしのぎ、西日本短大附が5-3で接戦をものにしました。

ひなたサンマリンスタジアムでは、神村学園(鹿児島)が大分舞鶴を8回コールドで破り、優勝した2017年春以来となる4強入り。地元・宮崎勢で唯一勝ち残っている小林西(宮崎2位)は0-1で迎えた9回に2点を奪って明豊(大分)を逆転で下し、1996年春以来となる準決勝進出を決めました。

準決勝2試合が行われる大会4日目は休養日を挟んで28日(木)に予定されており、九州国際大付は神村学園、西日本短大附は小林西と対戦します。


【大会第3日の結果】
[ひなたサンマリン]
◆準々決勝(8回コールド)
大分舞鶴 000 002 20=4
神村学園 200 062 01=11
【大】野上→坂西→若杉【神】松永→朝吹→桃北→内堀

◆準々決勝
小林西 000 000 002=2
明豊  000 100 000=1
【小】仲田→藤→仲間【明】野田→江藤


[アイビー]
◆準々決勝
波佐見  000 000 000=0
九国大付 000 000 01x=1
【波】片渕→渡辺【九】池田

◆準々決勝
長崎日大 000 210 000=3
西短大附 031 010 00x=5
【長】種村→廣田→川副【西】江川
〈本〉平尾(長)

——–

【大会第4日の試合予定】
[ひなたサンマリンスタジアム]
 ◆準決勝 九州国際大付(福岡・推薦)-神村学園(鹿児島)
 ◆準決勝 西日本短大附(福岡1位)―小林西(宮崎2位)

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