9日から4地区で春季地区大会がスタート




春季大会が6日(水)に閉幕しましたが、早くも9日(土)からは福岡・筑後・北九州・福岡中央の4地区で、地区大会が始まります。夏の大会に向けてシードポイントが加算される最後の公式戦となり、各地区とも最後まで激しいシード権争いが繰り広げられそうです。また、新1年生の出場も可能となり、新戦力の見極めという点でも注目される大会となります。

シード権争いの行方を見てみると、北部ではセンバツ出場の九州国際大付、春準優勝の小倉工が内定。秋4強の自由ケ丘飯塚、春4強の東海大福岡折尾愛真もほぼ堅そうです。今季は北部勢が秋および春の大会で活躍したこともあって残りは「2枠」。ポイントでは8強の北筑、春8強の真颯館、さらに東筑・豊国学園が続いており、残り2枠を巡る争いは最後までもつれそうです。

南部では秋の準優勝校・福岡第一、春を制した西日本短大附が内定。秋春ともにベスト8の福岡も確実といったところで、残る5枠が未確定という状況です。春季大会終了時のポイントでは筑陽学園、福岡大大濠、柳川、さらに福岡工、福工大城東、九産大九州と続いており、上位3校(筑陽学園・福岡大大濠・柳川)は各大会での準決勝進出がシード権獲得の目安となりそうです。

【福岡地区】筑陽学園、福岡大大濠、福岡工、福工大城東、九産大九州などによる激しいシード権争いが繰り広げられそうです。特に筑陽学園のパートは春8強の福岡工をはじめ、春日や東福岡などが同居する激戦区。シード権確定には優勝しかない福工大城東、九産大九州は負けられない戦いが続きます。福岡大大濠はベスト4以上でシード権獲得が見えてきそうですが、沖学園や香椎などの伏兵が同じパートに入り予断を許しません。

【筑後地区】西日本短大附が九州大会出場のため不参加となり、各校に優勝のチャンスが広がる中、初戦で優勝候補の柳川と久留米商が激突します。特に久留米商にとっては、敗れると夏のシードが絶望的となる一戦。柳川もベスト4以上に進出してシードを確定させたいところ。右側のパートでは祐誠と大牟田が有力。両校ともシード権獲得には優勝が絶対条件で、負けられない戦いが続きます。春季大会は不出場だった輝翔館が参加します。

【北九州地区】左側のパートに有力校が集結しました。シード権獲得の当落線上にある東筑は、初戦で春4強の折尾愛真と対戦。勝っても春8強の真颯館が待ち受けます。東筑、真颯館ともここで敗れるとシード権の獲得が微妙になるだけに、何としても勝っておきたいところ。秋8強で春はパート決勝を前に出場を辞退した北筑も、自由ケ丘・小倉・星琳などが入るパートに入り激戦が予想されます。一方、右パートに入った豊国学園は決勝進出を狙える位置につけています。シード権を手中にしている折尾愛真・自由ケ丘は、新戦力を積極的に起用する場となりそう。春季大会は築上西・行橋との連合チームで出場した若松商が単独チームで参加します。

【福岡中央地区】シード権をほぼ確実にしている飯塚(秋4位)と東海大福岡(春3位)が実力的に抜きん出ており、順当なら両校の優勝争いとなりそうです。希望が丘のほか、古賀竟成館・光陵・鞍手などの公立校が、どこまで両校に迫れるか。春季大会では連合チームとして出場した築上西、行橋、筑豊、田川科学技術がいずれも単独チームで出場します。

 

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