2試合連続コールド勝ちで九国大付が決勝へ~秋季九州大会第4日





大会4日目を迎えた第149回九州地区高校野球大会は11日(木)、平和リース球場で準決勝2試合が行われ、大島(鹿児島1位)と九州国際大付(福岡1位)がそれぞれ勝って決勝進出を決めました。九州国際大付が勝てば2018年春以来6大会ぶり3度目、大島が勝てば初めての九州大会優勝となります。

この日も鹿児島市は雨模様でしたが、準決勝2試合はそれぞれ試合中断を挟みながらも最後まで行われました。

九州国際大付は、第二試合で長崎日大(長崎2位)と対戦。この日も初回に先制すると、その裏に逆転を許しますが、2回にすぐさま再逆転。3回にも3番大島の3打席連続タイムリーなどで4点を奪ってリードを広げました。3試合連続で先発のマウンドに上がった左腕エースの香西は2回以降、走者を出しながらも得点を許さず流れを引き寄せると、5回に1番黒田の本塁打で追加点。さらに7回には二死満塁から4番佐倉が2試合連続となる本塁打を放って4点を加え、試合を決めました。
これで九州国際大付は3試合連続の2桁安打、本塁打もこの日の2本を加えて通算5本となり、チーム打率も4割7厘まで上がるなど打線が絶好調。3度目の優勝に王手をかけました。

第一試合は有田工(佐賀2位)と大島が対戦。大島はエース大野が再試合を含む3試合で467球を投げていることから、この日は登板を回避。普段はサードを守る前山が先発しましたが初回に2点を失うと、続く2回にも2点を失ったところで降板。ショートから救援に立った武田も2点を失い、1-6と大きくリードを広げられました。しかし大島はじわじわと追い上げると4-7で迎えた6回裏に一挙5点を奪って逆転。さらに8回にも2点を加えてそのまま押し切りました。
有田工は2試合連続完封のエース塚本が6回まで9安打を浴びて9失点、序盤の5点リードを守り切れませんでした。

大会5日目となる最終日は12日(金)に決勝が行われ、勝者は明治神宮大会(11月20日開幕)に九州地区代表として出場します。


【大会第4日の結果】
◆準決勝(平和リース)
 有田工 240 001 000=7
 大島  100 215 02x=11
【有】塚本→松尾 【大】前山→武田

◆準決勝(平和リース)※7回コールド
 九国大付 124 010 4=12

 長崎日大 200 000 0=2
【九】香西→秋元 【長】種村→川副
〈本〉黒田、佐倉(九)
——–

【大会第5日の試合予定】
<平和リース球場>
◆決勝 大島(鹿児島1位)九州国際大付(福岡1位)

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