九国大付が鹿児島城西に打ち勝ち８強進出～秋季九州大会第2日 |

２日目を迎えた第１４９回九州地区高校野球大会は７日（日）、前日の再試合（大分舞鶴―大島）を含めて１回戦５試合が行われ、ベスト８が出揃いました。福岡１位の九州国際大付（福岡１位）は鹿児島城西（鹿児島２位）との点の取り合いを制し、６－４で初戦を突破しました。

鴨池公園野球場の第二試合に登場した九州国際大付は、２回裏に鹿児島大会３本塁打の５番明瀬に本塁打を浴びて１点を先制されますが、直後の３回表一死二塁から黒田、中上の長短打で逆転。４回にも白井のタイムリーで３－１とリードを広げました。
鹿児島城西は４回裏に今度は４番藤田の２点本塁打で追いつきますが、九州国際大付は６回表に野田、毛利のタイムリーで２点を勝ち越し、その裏からリリーフに野田を送り込みます。鹿児島城西も７回裏に１点を返して１点差に迫りましたが、九州国際大付は８回表に野田の本塁打で再び２点差に広げ、そのまま押し切りました。

鴨池公園野球場の第一試合は、明豊（大分１位）が３本の本塁打などで前原（沖縄２位）に１４－４で７回コールド勝ち。２年ぶりの秋の九州大会優勝に向けて初戦を突破しました。

平和リース球場の第一試合は初回に相手のミスなどにつけ込んで４点を奪った佐賀商（佐賀１位）が、熊本工（熊本１位）の追い上げをしのぎ、４－３で逃げ切りました。
第二試合は５回まで小林秀峰（宮崎１位）が長崎日大（長崎２位）を５－０とリードしていましたが、エース田口が負傷降板すると長崎日大は反撃に転じ、６－６で迎えた８回に一挙１０点を奪って１６－６でコールド勝ち。小林秀峰は無念の敗退となりました。
第三試合は前日延長１０回、降雨引き分けとなった大分舞鶴―大島の再試合が行われました。この日も２－２と同点のまま終盤を迎えましたが、７回に相手投手のボークで決勝点をあげた大島が接戦を制しました。前日１６三振を奪った大島・大野投手は、この日も１２三振を奪って完投しました。

ベスト８には佐賀、長崎勢が２校ずつ進出。逆に熊本、宮崎勢は２校とも初戦で敗れました。大会３日目は休養日を挟んで９日（火）に準々決勝４試合が行われ、ベスト４が出そろいます。九州国際大付は平和リース球場の第二試合で、明豊とセンバツ出場を賭けた大一番を迎えます。

【大会第２日の結果】
◆1回戦（平和リース）
　熊本工 000 020 100＝3
　佐賀商 400 000 00x＝4
【熊】松波→山下【佐】本山→陣内
〈本〉増見（熊）

◆1回戦（平和リース）※8回コールド
　長崎日大 000 005 110＝16
　小林秀峰 010 131 0 0 ＝6
【長】種村→川副【小】田口→田中→鹿嶋→熊ノ迫
〈本〉松尾（長）江田（小）

◆１回戦（平和リース）
　大分舞鶴 020 000 000=2
　大島　　 200 000 10x=3
【舞】奥本→野上
【島】大野

◆1回戦（鴨池公園）
　明豊 301 502 3＝14
　前原 300 009 1＝ 4
【明】中山→野村
【前】横田→上原
〈本〉嶽下２、宮崎（明）目取眞、島袋（前）

◆1回戦（鴨池公園）
　九国大付　 002 102 010＝6
　鹿児島城西 010 200 100＝4
【九】香西→野田
【鹿】津波→内田→津波→明瀬
〈本〉野田（九）明瀬、藤田（鹿）
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