福岡第一は逆転サヨナラ負けで初戦敗退～秋季九州大会初日 |

来春のセンバツの参考資料となる第１４９回九州地区高校野球大会が６日（土）に鹿児島市で開幕、冷たい雨が降るあいにくのコンディションの中で１回戦４試合が行われました。開幕試合に登場した福岡２位の福岡第一は海星（長崎１位）と対戦、４－２と２点リードで迎えた９回裏に逆転サヨナラ負けを喫し、初戦で敗退しました。

平和リース球場で開始式が行われた直後の第一試合。福岡第一は初回、相手のミスから得た一死二、三塁の好機に４番・高の内野ゴロで１点を先制すると、同点で迎えた４回にも敵失に乗じて得た一死二、三塁から８番・江口の右前打で２点を追加。さらに犠打で走者を進め、１番石田にも左前タイムリーが飛び出し、４－１とリードを広げました。
先発の左腕・杉本は６回を２失点でまとめると７回から登板した川波も得点を許さず、このまま４－２で逃げ切るかに思われました。しかし９回裏、三塁打、四球、中前打で１点差とされると、さらに一死二、三塁からの右邪飛で二塁手からの送球が逸れる間に同点、最後は二死三塁から中前にサヨナラ打を浴びました。

平和リース球場の第二試合は有田工（佐賀２位）の塚本が秀岳館（熊本１位）を３安打に抑えて３－０で完封勝ち。鴨池公園野球場では興南（沖縄１位）の左腕・平山が日章学園（宮崎２位）を完封し、５－０で快勝しました。第二試合の大分舞鶴（大分２位）―大島（鹿児島１位）の一戦は、終盤に試合がもつれて延長戦に入りましたが、降雨により１０回引き分け再試合となりました。

大会２日目は１回戦の残り４試合と、この日再試合となった１試合の合計５試合が行われ、ベスト８が出そろいます。福岡１位の九州国際大付は鴨池公園野球場の第二試合で、鹿児島城西（鹿児島２位）と対戦します。

【大会第１日の結果】
◆1回戦（平和リース）
　福岡第一 100 300 000＝4
　海星　　 010 001 003＝5
【福】杉本→川波【海】宮原→塚本→向井
〈本〉森（海）

◆1回戦（平和リース）
　秀岳館 000 000 000＝0
　有田工 000 000 03X＝3
【秀】山内【有】塚本

◆1回戦（鴨池公園）
　日章学園 000 000 000＝0
　興南　　 110 001 20x＝5
【日】村上→古川
【興】平山
〈本〉盛島（興）

◆1回戦（鴨池公園）※延長10回降雨引き分け
　大分舞鶴 001 000 021 0＝4
　大島　　 100 100 020 0＝4
【舞】奥本→野上→若杉→奥本
【島】大野
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