2021秋季大会を展望する③Cパート~筑陽学園有望も混戦模様




Cパートはチーム編成が大きく変わるチームが多く、混戦模様です。

筑陽学園・木口

その中でベスト8の有力候補に挙げられるのは筑陽学園。強打で今夏ベスト4まで勝ち上がったチームから主力は引退しましたがレギュラーでは外野の網治と小野原、捕手の楠が残りました。内野手の高倉、矢野など出場経験のある選手も多く選手層に厚みがあります。投手陣では右スリークォーターの木口がいます。前チームでは村田、藤田と左右の好投手の活躍の陰で登板機会は多くありませんでしたが130キロ超の直球に威力があります。スライダーやカーブも含めて制球力にも優れ、安定感があります。突出した選手はいませんが、総合力で頭一つ抜けている印象です。

筑陽学園を追うのは、選手層の厚さとこれまでの実績から沖学園、香椎、福岡第一などになりそうです。夏ベスト16の沖学園は4番竹下、香椎は5番増田、福岡第一は夏の大会で登板経験のある川波と宮島のバッテリーを中心としたチームづくりとなりそうですが、どこまで戦力を伸ばしてこれるか。特に投手陣は各校とも公式戦の登板経験者が少なく、未知数といったところです。

今年から硬式に転向した八女学院は夏初戦で九産大九産に敗れましたが、前チームのメンバーの大半が残っており、公式戦初勝利に挑みます。筑紫丘は、軟投派の左腕井上の粘り強い投球に期待が集まります。

東筑紫学園・松井

北部も大混戦となっていますが、その中でまず名前が挙がるのは東筑紫学園。シード校として挑んだ今夏は、初戦で折尾愛真に惜敗しましたが、2年生右腕として吉本・坂本と共に投手陣を支えた松井が残りました。直球に力があり三振の取れる投手で、マウンド度胸もあります。
今夏ベスト16の北筑は、一年生ながらショートを任された大場が15打数7安打と活躍。サード藤原、一年生の八汐ら前チームの主力選手と共に、エース井生の抜けた投手陣を支えたいところ。

勇、原田の中軸が健在の古賀竟成館、今夏初戦で稲築志耕館を完封したエース宮崎が残る京都なども含めてチーム力は拮抗しており、混戦が予想されます。

なお、福岡県高校野球連盟は16日、山門の出場辞退に伴う福岡の不戦勝、大会日程の一部変更をホームページ上で発表しています。

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