九国大付が2試合連続完封、大濠は明豊下し4強~春季九州大会




 1日の休養日を挟んで再開された第148回九州地区高校野球大会は27日(火)、準々決勝4試合が行われベスト4が出揃いました。福岡1位の九州国際大付はセンバツ出場の宮﨑商に7-0で8回コールド勝ち。福岡大大濠もセンバツ準優勝校の明豊(大分)を4-0で下し、昨秋に続く4強入りを果たしました。準決勝は九州国際大付-興南、福岡大大濠-具志川商のカードとなり、いずれも福岡勢と沖縄勢の対戦となります。

 臼杵市民球場の第一試合で九州国際大付は宮崎商と対戦。先発の柳川投手は初回から毎回のように得点圏に走者を背負いますが、粘り強く投げて失点を許さない投球。5回裏に初めて三者凡退に抑えると、打線も柳川の好投に応え直後の6回表に木村の中前適時打と押し出し四球で2点を先制。8回には徳永の満塁本塁打、さらに小田原の適時二塁打が飛び出し一気に5点を奪って8回コールド勝ち。柳川投手は8安打を浴びながらも決定打を与えず、初戦の山本投手に続く完封勝利をあげました。
 第二試合は福岡大大濠と明豊、センバツ出場校同士の一戦となりました。福岡大大濠は右腕の馬場、明豊は財原が先発。福岡大大濠は5回、山下の2点二塁打と川上のタイムリーで3点を先制。7回には山下の本塁打でリードを広げました。投げては4回途中から救援した2年生左腕の森本が走者を出しながらも要所を抑え、強打の明豊打線を2投手で完封。エース毛利を温存しながら、明豊に快勝しました。

 別大興産スタジアムの第一試合は、1-2で迎えた9回裏に4番野田の3点本塁打が飛び出し、興南が鹿児島実に劇的な逆転サヨナラ勝ち。第二試合は具志川商が3点のビハインドを中盤にひっくり返して8-4で長崎商を下しました。

 大会4日目は28日(水)に準決勝2試合が行われ、九州国際大付は興南、福岡大大濠は昨秋そして今春センバツで勝っている具志川商と三度目の対戦にのぞみます。両校が勝てば、2016年秋の福岡大大濠-東海大福岡以来となる福岡勢同士の決勝戦となります。

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【大会第3日の結果】
◆準々決勝(別大興産)
鹿児島実 000 000 002=2
興南   000 000 103=4
【鹿】大村→森山→赤嵜
【興】大山→山城→生盛

準々決勝(別大興産)
長崎商  003 000 001=4
具志川商 000 040 40X=8
【長】田村→城戸
【具】粟國→田崎→伊波→山田

◆準々決勝(臼杵市民)※8回コールド
九国大付 000 002 05=7
宮﨑商  000 000 00=0
【九】柳川
【宮】日高→長友

◆準々決勝(臼杵市民)
明豊   000 000 000=0
福大大濠 000 030 10x=4
【明】財原→太田
【福】馬場→森本

【大会第4日(28日)の試合予定】
<別大興産スタジアム>
◆準決勝
 興南(沖縄)―九州国際大付(福岡1位)
 具志川商(沖縄・推薦)福岡大大濠(福岡・推薦)

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