九国大付は完封勝ち、大濠はタイブレーク制し8強~春季九州大会




 大分県で開催中の第148回九州地区高校野球大会は大会2日目の25日(日)、2回戦5試合が行われベスト8が出揃いました。福岡1位の九州国際大付は大分舞鶴(大分・1位)に完封勝ち、センバツ8強で推薦出場の福岡大大濠は、津久見(大分4位)との延長13回の熱戦を制して、それぞれ準々決勝に進出しました。

 別大興産スタジアムの第二試合で大分舞鶴と対戦した九州国際大付は4回に山本の適時打で先制。6回は6番白井の二塁打でリードを広げました。投げては先発山本が、たびたび得点圏に走者を背負いながらも要所を締めて大分舞鶴打線を完封。優勝した2018年春以来、3年ぶりの九州大会勝利となりました。
 直後の第三試合には福岡大大濠が登場し、津久見と対戦。試合は投手戦となり、両校無得点のまま延長戦へ。11回表に先発毛利が法輪にソロ本塁打を許して1点を失いますが、その裏に一死一塁から毛利の右前打に敵失が絡み追いつきます。タイブレークに入った13回表は毛利から2番手・馬場につないで無得点に抑えると、その裏二死満塁から9番土山がショートへの内野安打を放ってサヨナラ勝ち。熱戦にピリオドを打ちました。

 別大興産スタジアムの第一試合はセンバツ出場の宮﨑商が5番西原が3本の本塁打を放つ活躍で、東海大星翔(熊本)に7-3で快勝。臼杵市民球場では鹿児島実(鹿児島1位)が、前日に東福岡を破った藤蔭に打ち勝ってベスト8入り。長崎商は序盤で5点のリードを奪うと、そのまま柳ヶ浦(大分3位)を押し切りました。前日真颯館を完封した柳ヶ浦・東江投手のこの日の登板はありませんでした。

 大会3日目は休養日を挟んで、27日(火)に準々決勝4試合が行われ、ベスト4が決まります。九州国際大付は宮﨑商、福岡大大濠はセンバツ準優勝の明豊と、いずれも臼杵市民球場で対戦します。

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【大会第2日の結果】
◆2回戦(別大興産)
東海大星翔 000 000 111=3
宮﨑商   0
10 001 14x=7
【東】渡邊→児島→合志
【宮】日高→長友

◆2回戦(別大興産)
大分舞鶴 000 000 000=0
九国大付 000 101 00X=2
【大】奥本→吉田【九】山本

◆2回戦(別大興産)※延長13回(13回はタイブレーク)
津久見  000 000 000 010 0=1
福大大濠 000 000 000 010 1=2
【津】井餘田→林田
【福】毛利→馬場

◆2回戦(臼杵市民)
藤蔭   000 030 000=3
鹿児島実 100 302 10x=7
【藤】田中→三和田→横尾→松本→川上
【鹿】赤嵜

◆2回戦(臼杵市民)
長崎商 302 000 000=5
柳ヶ浦 000 000 000=0
【長】城戸【柳】前田→小橋川

【大会第3日(27日)の試合予定】
<別大興産スタジアム>
◆準々決勝
 鹿児島実(鹿児島1位)―興南(沖縄)
 長崎商(長崎)ー具志川商(沖縄・推薦)

臼杵市民球場
◆準々決勝

 宮﨑商(宮崎・推薦)―九州国際大付(福岡1位)
 明豊(大分・推薦)ー福岡大大濠(福岡・推薦)

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