九国大付が興南下し決勝へ、福大大濠は完敗~春季九州大会




 第148回九州地区高校野球大会の第4日は28日(水)、別大興産スタジアムで準決勝2試合が行われました。福岡1位の九州国際大付は興南(沖縄)を2-1で破って決勝進出を決めましたが、福岡大大濠は具志川商(沖縄・推薦)に7回コールドで敗れました。

 第一試合に登場した九州国際大付は、2010年春以来3度目の優勝を狙う興南と対戦。九州国際大付は初回、四球の走者を一塁において4番黒田が本塁打を放って2点を先制。初戦の大分舞鶴戦に続く先発となった山本投手が4回に1点を失いながらもその後は得点を許さず、2-1で競り勝ちました。初戦も完封した山本投手は、この試合も1失点で完投。18イニングスで失点1と抜群の安定感を誇っています。

 第二試合は福岡大大濠が具志川商と昨秋、センバツに続く3度目の対戦にのぞみました。福岡大大濠は1年生右腕の松尾尚投手が先発しましたが初回に2点を失うと、2回にも新川に2点本塁打を浴びて0-4。ここで前日好投した2年生左腕の森本投手が登板しましたが、さらに短長打を浴びて0-5とリードを広げられます。一方の打線は、具志川商の先発・山田の前に5回まで無安打に抑えられ反撃の糸口がつかめません。5回には失策やボークがからんでさらに1点を失い、7回には3安打で2点を奪われて0-8となり7回コールド負け。エース毛利投手の登板もないまま、投打にいいところなく敗れました。

 決勝戦の九州国際大付-具志川商は休養日を挟んで30日(金)に別大興産スタジアムで行われます。九州国際大付が勝てば2018年春以来、6季ぶり3回目、具志川商が勝てば初の九州大会優勝となります。

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【大会第4日の結果】
◆準決勝(別大興産)
興南   000 100 000=1
九国大付 200 000 00x=2
【興】大山→生盛→山城
【九】山本

準決勝(別大興産)※7回コールド
具志川商 230 010 2=8
福大大濠 000 000 0=0
【具】山田
【福】松尾→森本→古川

【大会第5日(30日)の試合予定】
<別大興産スタジアム>
◆決勝
 九州国際大付(福岡1位)ー具志川商(沖縄・推薦)

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