第１４８回九州地区高校野球大会が２４日（土）に大分県で開幕し、１回戦２試合、２回戦４試合が行われました。１回戦に登場した福岡２位の真颯館は柳ヶ浦（大分２位）に、同３位の東福岡は藤蔭（大分３位）にそれぞれ敗れ、初戦で姿を消しました。地元の大分勢は４校が出場して、いずれも勝利を収めています。
別大興産スタジアムの開幕試合に登場した東福岡は、初回４番橋口の適時打で先制、その後１－３とリードを許しますが４回に１点差とすると５回には山本、栗山の連続適時打で逆転に成功しました。しかし５回裏に失策も絡んで５点を失って再逆転されると追撃も及ばず５－８で敗退。４投手をつぎ込みましたが１６安打を浴びて打ち負ける結果となりました。
直後の第二試合では、真颯館が柳ヶ浦と対戦。先発した松本翔投手は３回までに２点を失いますが、その後は得点を許さず味方の反撃を待ちます。しかし、打線は柳ヶ浦・東江投手の前に４回以降無安打に抑えられて得点圏に走者を進めることができず、完封負け。２０１９年春に続く初戦突破とはなりませんでした。
別大興産スタジアムの第三試合から２回戦に入り、明豊（大分）がセンバツ準優勝の貫録を見せて日南学園（宮崎）に６回コールド勝ち。臼杵市民球場では津久見（大分４位）が鹿屋中央（鹿児島３位）に４－１で勝ち、２００２年秋以来となる九州大会勝利を挙げました。第二試合では昨秋優勝でセンバツ８強の大崎（長崎）が興南（沖縄）に敗れましたが、２１世紀枠でセンバツに出場して１勝をあげた具志川商（沖縄）は東明館（佐賀）に完封勝ちを収めています。
大会２日目は２回戦の残り５試合が行われ、ベスト８が出そろいます。福岡勢は２校が登場。福岡１位の九州国際大付は大分舞鶴（大分１位）、センバツ８強の福岡大大濠は津久見と対戦します。
【大会第１日の結果】
◆1回戦（別大興産）
東福岡 100 121 000＝5
藤蔭 102 050 00x＝8
【東】野田→池田→木村→田中
【藤】川崎→田中→武内→川上
◆1回戦（別大興産）
真颯館 000 000 000＝0
柳ヶ浦 011 000 00X＝2
【真】松本翔→森田【柳】東江
◆2回戦（別大興産）※６回コールド
明豊 002 226＝12
日南学園 000 010＝1
【明】太田→江藤
【日】田中→有村→山田→唐木澤→大野
◆2回戦（臼杵市民）
津久見 000 020 110＝4
鹿屋中央 000 000 001＝1
【津】小代→林田
【鹿】峯山→折尾→新山
◆2回戦（臼杵市民）
興南 010 000 106＝8
大崎 000 000 002＝2
【興】山城→大山【大】勝本→坂本
◆2回戦（臼杵市民）
具志川商 000 100 110＝3
東明館 000 000 000＝0
【具】新川→田崎【東】今村→加藤
【大会第２日の試合予定】
＜別大興産スタジアム＞
◆２回戦 東海大星翔（熊本）ー宮崎商（宮崎・推薦）
◆２回戦 鹿児島実（鹿児島１位）―藤蔭（大分３位）
◆２回戦 大分舞鶴（大分１位）ー九州国際大付（福岡１位）
＜臼杵市民球場＞
◆２回戦 長崎商（長崎）―柳ヶ浦（大分２位）
◆２回戦 福岡大大濠（福岡・推薦）―津久見（大分４位）
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