春季地区大会が開幕、九産大九州・福岡・小倉・東筑など初戦突破




【筑紫丘ー福岡】4回裏福岡無死三塁、伊崎が左前適時打を放ち3点目

 4月10日(土)に福岡・筑後・北九州・福岡中央の4地区で、春の地区大会が開幕しました。夏の大会に向けてシードポイントが加算される最後の公式戦となり、各地区とも最後まで激しいシード権争いが繰り広げられそうです。

 シード権争いの行方を見てみると、南部ではセンバツ出場の福岡大大濠のほか、春の九州大会(24日~大分県)に出場する東福岡が内定。秋3位の西日本短大附、秋春8強の福工大城東、秋5回戦進出と春8強の実績がある久留米商までが、当確ラインと言えそうです。残り3枠は、福岡、筑後地区大会の成績によって確定することになります。
 北部は春の九州大会出場の九州国際大付真颯館が内定。秋4強の北筑、春4強の戸畑、秋8強と春5回戦進出のある飯塚あたりまでは堅そうです。残り3枠に対して秋8強の自由ケ丘、春8強の八幡が一歩リードしていますが、北九州、福岡中央地区大会の結果によって他校にもシード獲得の可能性が残されています。

【九産大九産-九産大九州】5回裏九産大九州一死一、三塁、古川のスクイズで久保が生還

【福岡地区】10日(土)は、1回戦6試合が行われました。「九産大」対決となった一戦は、九産大九州・古川投手が5安打完投で、春の大会ベスト8の九産大九産に快勝。昨夏の「がんばれ福岡」福岡地区大会優勝の福岡は、主戦・井崎投手が7回まで2安打無失点の好投などで筑紫丘に完封勝ちを収めました。
 2回戦8試合が行われた11日(日)は、その九産大九州と福岡が共に勝ち3回戦へ。初戦で筑紫台を1点差で下した春日は、2回戦でも昨秋ベスト8の沖学園にも競り勝ちました。このほか、博多工、福岡第一、香椎工、福岡舞鶴、福岡大若葉が3回戦に勝ち上がりました。シード権争いで一歩リードしていた秋8強の沖学園、春8強の九産大九産が敗れ、残り3枠を巡る争いは混沌としてきました。

【筑後地区】10日(土)に1回戦14試合が行われました。このうち9試合が10点差以上の大差がついた試合となりました。強豪対決となった西日本短大附ー大牟田は、西日本短大附が接戦を制しました。久留米商は大川樟風に、祐誠は久留米に、それぞれ2桁得点で大勝。両校は2回戦で対戦します。柳川は春の大会でパート決勝まで進んだ八女を下しました。今年から硬式部に転向した八女学院は三潴に大敗、公式戦初勝利は夏の大会以降に持ち越しとなりました。

【北九州地区】九州国際大付、真颯館が九州大会出場のため不参加となり、優勝=夏のシード権獲得のチャンスが各校に広がった北九州地区大会は10日(土)、1回戦3試合が行われました。秋の大会ではパート決勝まで進出した実績のある小倉工は豊国学園に快勝し、春はパート決勝で延長の末に戸畑に敗れた小倉も初戦を突破。秋ベスト8の自由ケ丘も八幡南に競り勝ちました。11日(日)は戸畑工が棄権(折尾愛真の不戦勝)となったため1試合のみが行われ、東筑が常磐に完封勝ち。2回戦で自由ケ丘と対戦します。

【福岡中央地区】2017年から2019年まで、3年連続で飯塚が優勝(2020年は未開催)している福岡中央地区大会。飯塚以外のチームにとっては夏のシード権獲得のためには優勝しなく、飯塚という大きな壁を越えられるかカギとなりそうです。10日(土)、11日(日)は1回戦3試合ずつが行われ、6試合中5試合までが2桁得点での決着になるなど点を取り合う試合が続きました。宗像、鞍手、中間、福岡魁誠、鞍手竜徳が初戦を突破、春の大会でパート決勝に進出した京都は近大福岡に敗れました。


 

 

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