福岡の高校出身のプロ野球選手たちの2019年




 プロ野球界では、各球団で新人選手入団発表を終えました。今年のドラフト会議では福岡県の高校生は育成選手も含めて、一人も指名がありませんでした。大学からは、DeNA2位で福岡大大濠出身の坂本裕哉投手(立命館大)、北九州高出身の福森耀真投手(九州産業大)の2人が指名されましたが、社会人や独立リーグ所属選手の指名もなく、例年になく福岡県の高校出身者によるプロ野球選手誕生の少ない年となりました

<2019年入団>———————————
■投手
◇坂本裕哉【DeNA2位】(福大大濠→立命館大/投手/左投左打)…背番号「20」
◇福森耀真【楽天5位】  (北九州→九州産業大/投手/右投右打)…背番号「49」

 なお、主な大学のスポーツ推薦合格者は以下の通りとなっています(各スポーツ紙より抜粋)。
【法大】福岡大真(筑陽学園・外)【駒大】星野恒太郎(福岡大大濠・投)、神宮隆太(西短大附・捕)【東海大】柄谷一輝(九国大付・外)【国学院大】江原佑哉(筑陽学園・内)、武内夏暉(八幡南・投)
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 さて、毎年恒例、これまで本ブログでプロ野球界への入団を紹介してきた「福岡の高校出身のプロ野球選手たち」(2014年以降)の今季成績も、例によって振り返っておきたいと思います。

<2018年入団>———————————
 昨年入団した投手では、広島の島内颯太郎投手(光陵)が3月末に早くも1軍初登板。勝ち星こそつきませんでしたが、25試合に登板して28回3分の2イニングスで33三振を奪うなど、来季の飛躍を予感させる内容でした。ヤクルトの久保拓真投手(自由ケ丘)も5月末に1軍初登板を果たすと、その後も1回以下の短いイニングながら16試合に登板。勝ち星はなかったものの11回を投げて11奪三振と、こちらも来季の活躍が期待されます。オリックスの富山凌雅投手(九州国際大付)も1試合ながら9月に1軍デビューを果たしました。巨人の松井義弥内野手(折尾愛真)は3軍での試合を中心に出場、2軍では打率1割台に終わりましたが4番に座るなど、期待の高さがうかがわれます。西武・東野葵投手(福岡第一)、ソフトバンク・中村宜聖内野手(西日本短大附)、ヤクルト・松本友内野手(東福岡)の育成3選手は、支配下登録を目指した戦いが続きます。

■投手
島内颯太郎【広島】(光陵→九州共立大)2018年2位
〔2019〕試合数=25/投球回数=28.2/3/勝敗=0勝0敗/防御率4.40

富山凌雅【オリックス】(九州国際大付→トヨタ自動車)2018年4位
〔2019〕試合数=1/投球回数=2/勝敗=0勝0敗/防御率0.00

久保拓真【ヤクルト】(自由ケ丘→九州共立大)2018年7位
〔2019〕試合数=16/投球回数=11/勝敗=0勝0敗/防御率5.73

◇東野葵【西武】(福岡第一→日本経済大)2018年育成1位
〔2019〕1軍登板なし(2軍:試合数=8/投球回数=28.2/3/勝敗=2勝3敗/防御率7.85)

■野手
◇松井義弥【巨人】(折尾愛真)2018年5位
〔2019〕1軍出場なし(2軍:試合数=20/打率.136/本塁打=1)

◇中村宜聖【ソフトバンク】(西短大附)2018年育成4位
〔2019〕1軍出場なし(3軍:試合数=66/打率.220/本塁打=2)

◇松本友【ヤクルト】(東福岡→明治学院大→福井ミラクルエレファンツ)2018年育成2位
〔2019〕1軍出場なし(2軍:試合数=91/打率.248/本塁打=2)

<2017年入団>———————————
 プロ2年目を迎えた選手たちは、総じて厳しい1年となりました。プロ1年目の昨季、初白星を挙げた阪神の谷川昌希投手(筑陽学園)の今季は未勝利で登板数、投球回数とも昨季を下回る結果となりました。楽天の寺岡寛治投手(東海大五)は昨シーズン後に戦力外通告を受け、育成選手として再契約。今年7月に再び支配下登録されると、8月に1軍初登板を果たしました。昨年11月に支配下登録を勝ち取った高木渉外野手(西武=自由ケ丘)は1軍出場こそありませんでしたが、ファームでチーム最多タイの12本塁打を放ちました

■投手
◇谷川昌希【阪神】(筑陽学園→東農大→九州三菱自動車)2017年5位
〔2019〕試合数=4/投球回数=7.1/3/勝敗=0勝0敗/防御率3.68

〔2018〕試合数=7/投球回数=12.2/3/勝敗=11敗/防御率7.82

寺岡寛治【楽天】(東海大五→九州共立大→九州三菱自動車→石川)2017年7位
〔2019〕試合数=1/投球回数=3/勝敗=0勝0敗/防御率9.00
 ―2019年7月支配下登録
 ―2018年オフ、
戦力外通告→育成契約
〔2018〕1軍登板なし(2軍:試合数=30/投球回数=39.1/3/勝敗=3勝2敗/防御率3.89)

◇井手亮太郎【楽天】(九産大九州→九州産業大)2017年育成1位
〔2019〕1軍登板なし(2軍:登板なし)
〔2018〕1軍登板なし(2軍:登板なし)

■野手
◇高木渉【西武】(真颯館)2017年育成1位
〔2019〕1軍出場なし(2軍:試合数=83/打率.256/本塁打=12)
 ―2018年11月支配下登録

〔2018〕1軍出場なし(2軍:試合数=75/打率.278/本塁打=6)

<2016年入団>———————————
 プロ3年目を迎えた7選手はいずれも1軍の試合に出場。中でもヤクルトの梅野雄吾投手(九産大九産)は抑えに抜擢されるなど68試合に登板。プロ初セーブも記録するなど2勝4セーブをあげチームの主力選手に成長しました。高校時代、その梅野投手と好勝負を演じた阪神・濱地真澄投手(福岡大大濠)も開幕1軍を勝ち取り、プロ初登板は巨人戦の先発という大舞台。その後は中継ぎとして21試合に登板し、2勝を挙げました。2018年シーズンに投手に転向したオリックス・張奕投手(福岡第一)も、1軍初登板を果たして2勝を挙げています。昨季新人王に輝いた
楽天・田中和基外野手(西南学院)は、けがの影響などもあり不本意な成績に終わりました。昨季7勝の阪神・小野泰己投手(折尾愛真)も、春先に右肘の痛みで出遅れ未勝利に。阪神・尾仲祐哉投手(高稜)、ヤクルト・大村孟捕手(東筑)も昨季から出場機会を減らしました。

■投手
◇梅野雄吾【ヤクルト】(九産大九産)2016年3位
〔2019〕試合数=68/投球回数=67.2/3/勝敗=234S/防御率3.72
〔2018〕試合数=29/投球回数=26.2/3/勝敗=32敗/防御率7.09

〔2017〕試合数=2/投球回数=8/勝敗=0勝1敗/防御率6.75


◇小野泰己【阪神】(折尾愛真→富士大)2016年2位
〔2019〕試合数=14/投球回数=11.2/3/勝敗=0勝1敗/防御率2.31
〔2018〕試合数=23/投球回数=126.1/3/勝敗=77敗/防御率4.77
〔2017〕試合数=15/投球回数=78.2/3/勝敗=27敗/防御率4.35

◇濱地真澄【阪神】(福岡大大濠)2016年4位
〔2019〕試合数=21/投球回数=28/勝敗=21敗/防御率6.11
〔2018〕1軍登板なし(2軍:試合数=9/投球回数=27/勝敗=3勝1敗1S/防御率1.00)
〔2017〕1軍登板なし(2軍:試合数=6/投球回数=12/勝敗=1勝1敗/防御率6.00)

◇尾仲祐哉【阪神】(高稜→広島経済大)2016年6位
〔2019〕試合数=5/投球回数=5.2/3/勝敗=0勝0敗/防御率6.35
〔2018〕試合数=12/投球回数=11.2/3/勝敗=0勝
1敗/防御率3.86
 ―FAの人的補償で阪神に移籍
〔2017(DeNA)〕試合数=11/投球回数=19.1/3/勝敗=11敗/防御率6.52

◇張奕【オリックス】(福岡第一→日本経済大)2016年育成1位 →2019年5月支配下登録
〔2019〕試合数=8/投球回数=27.1/3/勝敗=24敗/防御率5.93
〔2018〕1軍登板なし(2軍:試合数=5/投球回数=5/勝敗=0勝0敗/防御率0.00)※シーズン途中で投手に転向

〔2017〕1軍出場なし(2軍:試合数=59/打率.091/本塁打=0)

■野手
◇田中和基【楽天】(西南学院→立教大)2016年3位
〔2019〕試合数=59/打席=193/打率.188/本塁打=1
〔2018〕
試合数=105/打席=465/打率.265/本塁打=18
〔2017〕試合数=51/打席=51/打率.111/本塁打=1

大村孟【ヤクルト】(東筑→福教大→九州三菱自動車→石川ミリオンスターズ)2016年育成1位
〔2019〕試合数=5/打席=5/打率.200/本塁打=1
〔2018〕
試合数=9/打席=10/打率.125/本塁打=0
 ―
2018年3月支配下登録

〔2017〕1軍出場なし(2軍:試合数=99/打率.268/本塁打=5)

<2015年入団>———————————
 昨季は4勝に終わったDeNAの今永昇太投手(北筑)は一昨年の11勝を上回る自己最多の13勝を挙げ、チームのリーグ2位躍進に貢献。オールスター初出場、11月の「WBSCプレミア12」の日本代表にも選出されるなど、充実した1年となりました。育成契約の渡辺健史投手(飯塚)はファームで2年連続で40イニング以上を投げて防御率はいずれも2点台。支配下登録への期待が高まります。

■投手
◇今永昇太【DeNA】(北筑→駒大)2015年1位
〔2019〕試合数=25/投球回数=170/勝敗=137敗/防御率2.91
〔2018〕試合数=23/投球回数=84.2/3/勝敗=411敗/防御率6.80

〔2017〕試合数=24/投球回数=148/勝敗=117敗/防御率2.98

〔2016〕試合数=22/投球回数=135.1/3/勝敗=89敗/防御率2.93

渡辺健史【ソフトバンク】(飯塚)2015年育成5位
〔2019〕1軍登板なし(2軍:試合=23/投球回数=49.2/3/勝敗=5勝0敗/防御率2.72)
〔2018〕1軍登板なし(2軍:試合=43/投球回数=41.2/3/勝敗=3勝1敗/防御率2.30)
〔2017〕1軍登板なし(3軍:試合数=41/投球回数=66.1/3/勝敗=1勝2敗1S/防御率4.21)
〔2016〕1軍登板なし(3軍:試合数=14/投球回数=14.1/3/勝敗=1勝1敗/防御率5.65)

<2014年入団>———————————
 5年目のシーズンを迎えた各選手。楽天の小野郁投手(西日本短大附)は1年目から毎年1軍登板を果たしていますが、今季は自己最多の13試合に登板。シーズン終了後にはFAで楽天に移籍した鈴木大地選手の人的補償としてロッテに移りました。即戦力としての期待も高く、出場機会の増加が予想されます。日本ハムの清水優心捕手(九州国際大付)は、日本ハムの捕手では最多となる98試合に出場。打率.259とキャリアハイを記録しました。その清水捕手と九州国際大付でチームメイトだった古澤勝吾内野手は昨年オフに育成契約となり、今季は2軍で87試合に出場したものの打率は1割台に終わりました。ヤクルトの山川晃司捕手(福工大城東)は今シーズン後、戦力外通告を受けて捕手と投手の両方でトライアウトを受け、投手として独立リーグ・富山GRNサンダーバーズ入りが発表されています。

■投手
◇小野 郁【楽天】(西日本短大附)2014年2位 FAの人的補償でロッテに移籍
〔2019〕試合数=13/投球回数=18.2/3/勝敗=0勝0敗/防御率6.27
〔2018〕試合数=9/投球回数=10.1/3/勝敗=0勝1敗/防御率3.48

〔2017〕試合数=2/投球回数=2/勝敗=0勝0敗/防御率9.00

〔2016〕試合数=11/投球回数=13.1/3/勝敗=0勝0敗/防御率8.78
〔2015〕試合数=4/投球回数=5/勝敗=0勝0敗/防御率14.40

■野手
◇清水優心【日本ハム】(九州国際大付)2014年2位
〔2019〕試合数=98/打席=246/打率.259/本塁打=5
〔2018〕試合数=86/打席=242/打率.215/本塁打=7

〔2017〕試合数=61/打席=120/打率.198/本塁打=1

〔2016〕試合数=5/打席=8/打率.250/本塁打=0
〔2015〕試合数=1/打席=2/打率.000/本塁打=0

古澤勝吾【ソフトバンク】(九州国際大付)2014年3位
〔2019〕1軍出場なし(2軍:試合数=87/打率.117/本塁打=1)
 ―2018年11月育成契約へ
〔2018〕1軍出場なし(2軍:試合数=23/打率.233/本塁打=0)
〔2017〕1軍出場なし(2軍:試合数=41/打率.120/本塁打=0)
〔2016〕1軍出場なし(2軍:試合数=64/打率.220/本塁打=0)
〔2015〕1軍出場なし(2軍:試合数=58/打率.201/本塁打=1)

◇山川晃司【ヤクルト】(福工大城東)2014年3位 戦力外通告(富山GRNサンダーバーズへ)
〔2019〕1軍出場なし(2軍:試合数=13/打率.000/本塁打=0)
〔2018〕1軍出場なし(2軍:試合数=49/打率.106/本塁打=1)

〔2017〕1軍出場なし(2軍:試合数=58/打率.149/本塁打=0)
〔2016〕1軍出場なし(2軍:試合数=65/打率.135/本塁打=0)
〔2015〕1軍出場なし(2軍:試合数=69/打率.209/本塁打=2)

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