秋季九州大会第4日~決勝は明豊-大分商、大分決戦に




 第145回九州地区高校野球大会は休養日明けの23日(水)、準決勝2試合が行われ明豊(大分1位)と大分商(同2位)の大分勢が勝ち上がりました。明豊は昨年秋に続く決勝進出で、大分勢同士の決勝は第77回大会(1985年春)の津久見ー大分以来3度目、秋季大会では初となります。

 第一試合は2試合で27得点の明豊が創成館(長崎2位)と対戦しました。明豊は4回に1点のリードを許しますが、6回に4連打で逆転。直後に同点に追いつかれますが、準々決勝に続き9回に勝ち越し点をあげ、勝負強さを発揮して競り勝ちました。第二試合は準々決勝で福岡第一を破った大分商が鹿児島城西(鹿児島2位)と対戦。序盤2点を先制されますが4回にこの試合で放った5安打のうち4本を集め、敵失も絡んで一気に4点を奪って逆転。7、8回にも敵失絡みで得点を重ねると、エース川瀬が10安打を許しながらも7回以降は無安打に抑えて完投しました。

 九州大会の準決勝でコールドゲームで敗れたチームが翌春のセンバツの選考で漏れ、準々決勝で敗れたチームから選ばれることがこれまでもありましたが、今年の準決勝はいずれも接戦となり、来春センバツの九州地区代表は準決勝に進出した4校が有力となりました。福岡第一としては、九州大会優勝校による明治神宮大会(11月15日~20日)優勝→九州枠の増枠にわずかな望みを託すことになります。

 大会最終日となる23日(木)は決勝が行われ、明豊が勝てば2007年秋以来、大分商が勝てば1966年秋以来、いずれも2度目の優勝となります。

【大会第4日の結果】
◆準決勝(みどりの森県営)
 明豊  000 002 001=3
 創成館 000 101 000=2
【明】永見→若杉【白水→藤川
◆準決勝(みどりの森県営)
 大分商   000 400 110=6
 鹿児島城西 110 010 000=3
【大】川瀬【鹿】八方→前野

【大会第5日の試合予定】
(決勝)
みどりの森県営
◆明豊(大分1位)ー大分商(大分2位)

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