秋季九州大会第2日~福岡第一が八重山農林を破り8強進出




 2日目を迎えた第145回九州地区高校野球大会は20日(日)、1回戦の残り4試合が行われました。福岡1位の福岡第一は八重山農林(沖縄2位)に7回コールド勝ちをおさめ、ベスト8に進出しました。

 佐賀ブルースタジアムの第2試合に登場した福岡第一は、初回に4番岸本のタイムリーで先制すると、2回にも四球2つで得た一死二、三塁の好機から捕逸と永尾、岸本のタイムリーで3点を奪って主導権を握ります。先発の石橋投手は4回まで8安打を許し、毎回のように得点圏に走者を背負いますが1失点に抑え、5回からは左腕の久場投手に継投します。久場投手は5~7回を無安打に抑える好投を見せ、打線も5回に1点、6回には3点を追加して突き放し、7回コールドで快勝しました。

 みどりの森県営球場の第1試合は、鹿児島城西(鹿児島2位)が12安打で7点を奪うと、投げては先発の八方投手が佐賀学園(佐賀1位)を1安打に抑えて完封し、7回コールド勝ち。地元の佐賀勢はこれで2校とも初戦で姿を消しました。第2試合は富島(宮崎1位)がリードを奪うと、城北(熊本2位)がすぐに追いつく展開に。試合は終盤までもつれましたが、8回裏に4度目の同点に追いついた城北が、9回二死からのサヨナラ勝ちで初戦を突破しました。
 福岡第一の試合前に行われた佐賀ブルースタジアムの第1試合は、大分商(大分2位)が3点をリードして終盤に突入しますが、8回裏に大崎(長崎1位)が3点を奪って同点に。試合はそのまま延長戦に入りましたが、10回表に大分商が押し出し死球で勝ち越すと、その裏のピンチをしのいで競り勝ちました。

 1回戦を終えて、ベスト8の県別の顔ぶれは大分が2校、福岡・長崎・熊本・宮﨑・鹿児島・沖縄が各1校となっています。大会3日目の21日(月)は準々決勝4試合が行われ、ベスト4が出揃います。福岡第一は、みどりの森県営球場の第2試合で大分商と対戦。勝ってベスト4進出を決めると、来春のセンバツ出場に大きく前進する重要な一戦となります。

【大会第2日の結果】
◆1回戦(みどりの森県営)
 佐賀学園  000 000 0=0
 鹿児島城西 103 030 X=7
(7回コールド)
【佐】浜野【鹿】八方
◆1回戦(みどりの森県営)
 富島 210 002 020=7
 城北 201 002 111=8
【富】富井【城】永谷→白石
◆1回戦(佐賀ブルースタジアム)
 大分商 010 020 000 1=4
 大崎  000 000 030 0=3
(延長10回)
【商】川瀬【崎】田中
◆1回戦(佐賀ブルースタジアム)
 八重山農林 001 000 0=1
 福岡第一  130 013 X=8
(7回コールド)
【八】垣本→親里【福】石橋→久場

【大会第3日の試合予定】
(準々決勝)
みどりの森県営
◆明豊(大分1位)ー沖縄尚学(沖縄1位)
◆大分商(大分2位)ー福岡第一(福岡1位)
佐賀ブルースタジアム
◆宮崎日大(宮崎2位)ー創成館(長崎2位)
◆鹿児島城西(鹿児島2位)ー城北(熊本2位)

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