秋季九州大会第3日~福岡第一は大分商に敗れ4強進出ならず




 第145回九州地区高校野球大会は大会3日目の21日(月)、準々決勝4試合が行われ、ベスト4が出揃いました。福岡1位の福岡第一は大分商(大分2位)に2-5で敗れ、3年連続でセンバツに出場していた福岡県勢の来春のセンバツ出場は厳しくなりました。一方で、大分県勢は昨年秋の明豊・大分に続いて今年も明豊と大分商がベスト4に残り、2年連続のセンバツ2校出場に大きく前進しました。

【大分商ー福岡第一】8回表大分商二死三塁、井田の中前打で神田が生還

 みどりの森県営球場の第2試合に登場した福岡第一は、1回戦と同じく石橋投手が先発。4回に味方の失策から1点を失いますが6回まで1安打無四球の好投を見せ、7回一死二塁となったところで久場投手にマウンドを託します。久場投手はその後、二死一、二塁まで漕ぎつけますがファースト後方に落ちるタイムリーを許すと、味方の悪送球も絡んで2失点。8回にも3本の内野安打に守備の乱れもあってさらに2点を許し0-5とリードを広げられます。大分商の先発・川瀬投手の前に7回まで散発3安打に抑えられていた打線は8回に敵失で1点を返し、9回も代打金城の適時三塁打で意地を見せましたが反撃が遅く、2-5で敗れました。

 福岡第一の試合の前に行われたみどりの森県営球場の第1試合(明豊ー沖縄尚学)は、互いに再三走者を出しながら決定打を欠き6回まで1-1の同点でしたが、両校の先発投手が降板した7回以降に激しく試合が動きます。8回裏に3点を勝ち越した沖縄尚学がそのまま逃げ切るかに思われましたが、明豊は9回に1点を返し、なおも二死満塁から居谷が走者一掃の逆転三塁打を放って4点差をひっくり返す逆転勝利をおさめました。
 佐賀ブルースタジアムの第1試合は3-3の同点で迎えた9回裏一死一塁から、創成館(長崎2位)の4番松永が決勝の二塁打を放ってサヨナラ勝ち。第2試合は序盤から小刻みに得点を重ねた鹿児島城西(鹿児島2位)が、8-0で城北(熊本2位)に快勝しました。

 大会4日目は、休養日を挟んで23日(水)に準決勝2試合が行われます。

【大会第3日の結果】
◆準々決勝(みどりの森県営)
 明豊   100 000 204=7
 沖縄尚学 000 010 230=6
【明】若杉→永見→狭間【沖】大湾→永山
◆準々決勝(みどりの森県営)
 大分商  000 100 220=5
 福岡第一 000 000 011=2
【大】川瀬【福】石橋→久場→井川
◆準々決勝(佐賀ブルースタジアム)
 宮﨑日大 000 000 300=3
 創成館  210 000 001=4
【宮】谷本→古谷→岩崎【創】白水→藤川
◆準々決勝(佐賀ブルースタジアム)
 鹿児島城西 002 201 003=8
 城北    000 000 000=0
【鹿】前野→八方【城】永谷→長澤→白石→永松

【大会第4日の試合予定】
(準決勝)
みどりの森県営
◆創成館(長崎2位)ー明豊(大分1位)
◆鹿児島城西(鹿児島2位)ー大分商(大分2位)

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