安定した晴天に恵まれた１６日（月）、第１４５回九州地区高校野球福岡大会は北部で３回戦８試合と４回戦２試合、南部で３回戦４試合と４回戦２試合が行われ、宗像・直方・西日本短大附・久留米商の４校がパート決勝に進出しました。北部では飯塚、戸畑のシード校が敗退、南部では初戦でシード・筑陽学園を破った福岡大大濠が敗れました。
（北部）
４球場で１０試合が行われました。
北九州市民球場の第一試合は、出場校のうち最後に登場した飯塚が光陵と対戦。飯塚は先制したものの光陵に３回に逆転を許し、その後も光陵に試合の主導権を握られます。４点を追う９回に２点を返し、なおも一打同点のチャンスをつくりましたが及ばず、初戦敗退となりました。第二試合はシード・戸畑が４－１とリードして迎えた最終回、小倉工が２点を返してなおも一死一、三塁から４番久木田のサヨナラ二塁打で３点差をひっくり返す逆転劇を見せ４回戦へ。４回戦に入った第三試合はシード・宗像が堅守で東海大福岡の反撃をかわし、パート決勝にコマを進めました。
大谷球場では慶成が２－６からの逆転勝ちで中間を破り、門司学園は８回コールドで玄界を下しました。中間仰木彬記念球場では６点のリードを奪った田川が終盤、京都に１点差まで詰め寄られましたが追撃を振り切り７－５で勝利。小倉東は０－５の劣勢から９－５と逆転、その後水産に二度追いつかれましたが、９回サヨナラ勝ちで激しい点の取り合いを制しました。
筑豊緑地野球場の第一試合は、１点を追う嘉穂東が９回逆転サヨナラ勝ちで北九州高専を破りました。第二試合は八幡南が田川科技を５回コールドで圧倒。４回戦に入った第三試合は、前日に続く連戦となった直方と鞍手が対戦。序盤から点の取り合いとなりましたが、９回の鞍手の追い上げをしのいだ直方に軍配が上がりました。
（南部）
桧原運動公園野球場の第一試合は、福岡地区新人大会ベスト４の筑前が八女農に６回コールド勝ち。第二試合は序盤から得点を重ねた九産大九産が、中盤に城南の粘りにあいましたが１０－５で勝利。春日公園野球場の第一試合は、福岡地区新人大会ベスト４の春日が６回まで０－２と苦しみましたが、終盤に試合をひっくり返して久留米に逆転勝ち。東福岡は６回コールドで明善に快勝しました。
４回戦２試合が行われた大牟田延命球場では、第一試合で福岡大大濠と今夏準優勝校の西日本短大附が激突。中盤以降小刻みに得点を重ねてリードを広げた西日本短大附が、そのまま押し切って強豪対決を制しました。第二試合はシード・久留米商が福岡工と対戦。３回までに７点を奪いながら、中盤に福岡工の反撃にあって５点を失いますが、７回に一挙５点を奪ってコールド勝ち。県大会まであと１勝としました。
１７日は南部で４回戦３試合が予定されています。
＜16日の試合結果＞※赤字はシード校－
【北部】
▼３回戦（北九州）
飯塚 110 200 002＝6
光陵 103 040 00X＝8
▼３回戦（北九州）
戸畑 003 010 000＝4
小倉工 000 000 104＝5
▼３回戦（大谷）
中間 051 000 000＝6
慶成 203 012 02X＝10
▼３回戦（大谷）※8回コールド
玄界 010 000 30＝4
門司学園 031 023 02＝11
▼３回戦（中間）
田川 401 001 010＝7
京都 000 000 500＝5
▼３回戦（中間）
水産 401 002 202＝11
小倉東 000 270 111＝12
▼３回戦（筑豊緑地）
北九州高専 040 000 001＝5
嘉穂東 000 300 012＝6
▼３回戦（筑豊緑地）※5回コールド
田川科技 000 00＝0
八幡南 150 22＝10
▼４回戦（筑豊緑地）
直方 031 002 010＝7
鞍手 104 000 001＝6
▼４回戦（北九州）
東海大福岡 110 000 010＝3
宗像 300 000 11X＝5
【南部】
▼３回戦（桧原）※6回コールド
八女農 000 000 ＝0
筑前 000 424＝10
▼３回戦（桧原）
九産大九産 200 133 010＝10
城南 000 310 100＝5
▼3回戦（春日公園）
久留米 100 001 000＝2
春日 000 000 12X＝3
▼3回戦（春日公園）※6回コールド
東福岡 003 423＝12
明善 000 001 ＝1
▼4回戦（大牟田）
西短大附 100 011 010＝4
福大大濠 001 000 000＝1
▼4回戦（大牟田）※7回コールド
福岡工 000 230 0＝5
久留米商 403 000 5＝12
<17日の試合予定> ※赤字はシード校
【南部】（４回戦）
▼大牟田 修猷館ー九産大九州／大牟田－香椎／福工大城東ー福岡
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