春季大会第10日~西短大付と福大大濠が九州大会へ




 大詰めを迎えた第138回九州地区高校野球福岡大会は2日、穏やかな日差しが注がれた北九州市民球場で準決勝の2試合が行われ、西日本短大付と福岡大大濠が勝ち、九州大会への出場を決めました。西日本短大付は2014年春以来の4季ぶり、福岡大大濠は2008年秋以来となる15季ぶりの九州大会となります。

 第1試合は、西日本短大付と九産大九州の対戦となりました。初回に九産大九州が四球、敵失などを絡めて2点を先制しましたが、西日本短大付は20160402イメージ初回から九産大九州・岩田投手に毎回のように安打を浴びせて攻め立てます。3回には長短打と犠飛で1点差とすると、5回にはバントヒット2本と四球で作った満塁の好機に、押し出し死球で同点に追いつきます。そして7回、この試合10本目となるヒットが決勝タイムリーとなりました。投げては谷口投手が3回以降、九産大九州打線に二塁を踏ませない好投を見せ、九州大会1番乗りを果たしました。

 第2試合は、準々決勝でノーヒット・ノーランを達成した濱地投手を擁する福岡大大濠と、タイプの違う3人の投手で勝ち上がってきた東筑が激突しました。序盤は制球に苦しむ濱地投手を東筑打線が捕らえ、押し気味に試合を進めます。3回にヒットで出た走者が盗塁と内野ゴロで三塁に進め、暴投で先制点を挙げました。東筑の左腕・梅田投手も丁寧にコーナーを突き、好投を続けていましたが、福岡大大濠は4回そして6回に3番・古賀が2打席連続本塁打を放ち勝ち越し。7回にも犠牲フライで追加点をあげると、しり上がりに調子を上げた濱地投手が7回以降は東筑打線を無安打に封じて、苦しみながらも九州大会出場を決めました。

 最終日となる明日3日は、3位決定戦と決勝が行われます。3位決定戦の勝者まで九州大会にコマを進めることができ、九産大九州は2季ぶり、東筑は2003年秋以来の九州大会出場を目指します。

<2日の試合結果>
準決勝(北九州市民)
九産大九州 200 000 000=2
西短大付
 
001 010 10x=3
準決勝(北九州市民)
東   筑 001 000 000=1
福岡大大濠 000 101 10x=3

<3日の試合予定>※赤字はシード校
【県大会】
▼北九州市民 (3位決定戦)九産大九州東筑/(決勝)
西短大付ー福岡大大濠

2016春季福岡大会_10

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