春季大会展望④北部Bパート~飯塚と東海大五の争い、あとは横一線の混戦




北B 北部Bパートはシード・飯塚に東海大五が挑む構図になりそうです。
 飯塚は昨秋の北部大会を危なげなく勝ち上がって県大会に出場。県大会では優勝した九産大九州と対戦し、終盤崩れてコールド敗戦となりましたが、北部地区では一歩力が抜きん出ている印象を受けます。主戦の左腕・渡辺健史投手を中心に前チームから多くのメンバーが残る今年は上位進出を狙える年です。チームとしてどの程度、逞しさが出てきているか楽しみです。
 対抗馬は東海大五。昨年夏は県大会出場し、メンバーが一新した新チームでも秋季大会で九州国際大付を破るなど潜在力の高さを見せました。秋は3回戦で光陵に敗れましたが、小柄な右腕・田中投手の投球は安定しています。打線は大きな当たりこそ少ないものの、夏の甲子園を経験した九州国際大付・富山投手から16安打(延長13回)を放つなど力があります。
 この両校に割って入ろうとするのが戸畑でしょう。前チームからマウンドを経験する石橋・川底・村重の投手陣、福重・船越の中軸も健在ですが、秋は初戦で飯塚に0-7と大敗。この差をどこまで縮めてこれるか注目です。

 飯塚のいるパートへ有力校が固まり、もう一つのパートは混戦模様です。古賀竟成館は前チームからマウンド経験あるサイドハンド・植村投手の投球が期待されます。富山、遠藤ら打線がどこまで援護できるかがカギになりそう。宗像も中島、平松の投手陣は安定しており、打線の奮起があれば面白いと思います。その宗像と対戦する宇美商は昨年夏に東海大五と延長戦にもつれこむ試合を演じ、あと一歩まで追い詰めたときのメンバーが残っています。昨年は新人大会、秋季大会といずれも初戦敗退に終わりましたが、伏兵的存在として注目したいと思います。
 このほかも北九州は新人大会の北九州地区で優勝した実績があり侮れませんし、昨夏の躍進が記憶に新しい北筑も平川投手のほか岩瀬・白石ら準優勝メンバーが残っています。夏のレギュラー5人が残る慶成も競り合いに活路を見出したいところです。

 

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