願望を実現するために…




 日々の読書の中から、スポーツにも生かせそうな言葉や考え方を随時紹介していくシリーズ(?)の第2弾。今日は『思考は現実化する』(ナポレオン・ヒル著)から、気になったところをご紹介します。

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 エジソン研究所での最初の五年間は、たいした機会も訪れることなく過ぎていった。誰が見ても、バーンズはエジソン研究所内におけるただの歯車でしかなかった。しかし外見はともかく、彼自身ははじめてエジソン(発明王として有名なトーマス・エジソンのこと=筆者注)と会った日からこのかた、「共同経営者である」という心構えを、自分の体の一部と決めていた。(中略)

 バーンズは共同経営者になるため、詳細にわたる計画を立てていた。さらにその計画では、退却するための道はことごとく断たれていた。これが自分の人生の最大かつ、最後の計画なのだと自分自身に何度も言いきかせることにより、いっさいの迷いは消し去られていた。そしてその計画はついに実現したのである。はじめてイースト・オレンジ駅に降り立ったときから、彼の心の中には「エジソンからいくばくかの仕事をもらうのだ」という消極的な気持ちはまったくなかった。バーンズにはエジソンの共同経営者となるために来たのだという確固たる気持ちがあるだけだった。(中略)

 燃えるような願望や目標が、確固たる行動に転化したとき、あなたの思考は現実化するのである。

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 どうでしょう。「燃えるような願望」を持てるか。そしてそれを行動に落とし込めるか。本書は成功哲学について書かれたものですが、レギュラーを目指す、試合での勝利を目指す、具体的な目標(甲子園出場、県大会出場など)を決める、そういうケースにおいても通用するように思います。「強い気持ちを持つ」ことの大切さを説く指導者もいらっしゃると思いますが、特に高校野球においては気持ちの持ち方次第で、結果につながることが多いような気がします。

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