第56回明治神宮野球大会は19日㈬に決勝が行われ、九州地区代表の九州国際大付が関西地区代表の神戸国際大付(兵庫)を11-1で破り、初優勝を飾りました。福岡県勢の優勝は2000年の東福岡以来、25年ぶり3校目。九州地区代表の優勝も2013年の沖縄尚学以来、12年ぶりとなりました。来春の選抜高校野球大会では九州地区に「神宮枠」が与えられ、一般選考枠が1校増の5校となります。
初戦の準々決勝(16日)で関東地区代表の山梨学院と対戦した九州国際大付は、4-5で迎えた9回裏二死満塁から暴投で2者が生還し、逆転サヨナラ勝ち。連戦となった準決勝では東北地区代表の花巻東(岩手)と激しい点の取り合いを演じ、7-7で迎えた7回裏に敵失で勝ち越し。この1点を途中登板のエース渡邉が守り切りました。そして決勝では神戸国際大付の先発宮田の制球難につけ込んで初回に3点を先制すると、6回以降は集中打で突き放して11-1と圧倒しました。
九州国際大付はベスト4に進出した2021年以来、二度目の出場で秋の高校日本一に輝きました。
【準々決勝】1点を追う九国大付は9回一死後、牟禮が左前打。平間の二ゴロで二死二塁から吉田申告敬遠、城野四球で満塁とし、代打小山田の時に暴投で2者が生還して逆転サヨナラ勝ちを収めた。
2点を先制された九国大付は4回、死球で出た城野を岩見が送り久保田四球で一死一、二塁。上岡の時にヒットエンドランを仕掛け、これがショートの逆を突く左前打となり1点を返した。5回に牟禮四球、平間犠打のあと吉田の右中間二塁打で追いつき、6回は久保田の右越え本塁打、7回は牟禮の中越え本塁打でリードを広げた。
先制したのは山梨学院。2回杉村中前打、菅原死球のあと金子が送って一死二、三塁。光永の遊ゴロで本塁送球を捕手が落球して杉村が生還し、続く一死一、三塁から藤田の左前打でこの回2点をあげた。
その後は走者を出しながら得点できなかったが8回一死から杉村中前打、菅原四球で一、二塁。金子三振のあと、ここで登板した渡邉から光永が四球を選び、藤田の右前打で2者が生還。さらにライトからの本塁送球が三塁側ベンチに入り一走も還って逆転した。しかし9回に登板した3番手菰田がリードを守り切れなかった。
——-
【準決勝】7-7の同点で迎えた7回、九国大付は吉田が三内野安打で出塁。城野三振、岩見犠打で二死二塁から久保田四球のあと、上岡の遊ゴロ失で吉田が生還、これが決勝点となった。
2点を追う九国大付は3回、縄田中前打、柴田中前打、牟禮左前打で無死満塁。平間の押し出し四球で1点を返し、吉田の中犠飛で同点とした。4回は死球で出た久保田を上岡が送り、縄田が右前に落として一死一、三塁。続く柴原の二ゴロ併殺崩れの間に久保田が生還した。
逆転された直後の6回は一死から久保田が振り逃げで出塁し上岡中前打で一、二塁。ここで登板した萬谷から渡邊が右翼線を破る二塁打を放ちまず1点。なおも一死二、三塁から柴原の右中間二塁打で逆転した。続く牟禮の三ゴロが一塁悪送球を誘い、さらに1点を加えた。
花巻東は2回、久保村、齋藤の連続死球のあと、菅原の二ゴロ(二塁封殺)で一死一、三塁とし田中のスクイズで先制。さらに戸倉四球、菊池三ゴロ失で二死満塁から赤間が押し出しの四球を選んで2-0とした。
1点を追う6回はこの回から登板した林を攻め、一死から田中が中前打、戸倉のライト右を破る三塁打で追いつくと、菊池の投前セーフティスクイズが本塁悪送球となり勝ち越し。なおも一死二塁で登板した渡邉に赤間は三振に倒れたが、古城が放ったマウンド付近の飛球を渡邉が取れず(失策)2点差とした。
5-7で迎えた7回は久保村がレフト左への二塁打で出塁。齋藤が送って一死三塁とし、泉の右中間三塁打でまず1点。田中の一塁前セーフティスクイズで泉は本塁憤死したが田中が二盗を決め、戸倉の捕ゴロが一塁悪送球を誘い同点に追いついた。
1点を追う8回も二死二塁としたが代打小山が三振に倒れ、9回は三者凡退に打ち取られ力尽きた。
—-
【決勝】九国大付は初回、四球で出た牟禮を平間が送り吉田の右前打で先制すると、城野四球、上岡一ゴロで二死二、三塁から捕逸で1点を加えた。さらに久保田が四球を選んで二盗を決め、捕手からの二塁送球が逸れる間に城野が還ってこの回3点を挙げた。
6回は一死後、城野がセンター右への二塁打で出塁すると上岡左前打、久保田四球で一死満塁。岩見は二ゴロ(本塁封殺)に倒れたが、雪野の中前打で2者が生還した。さらに柴原四球で再び満塁とし牟禮の左前打で2点を追加した。
8回は左前打で出た久保田を岩見が送り、雪野のライト右を破る二塁打でまず1点。柴原左前打で一、三塁とし牟禮の左犠飛で9-1とリードを広げた。9回は城野左前打のあと上岡の右越え本塁打で、ダメ押しの2点を加えた。
神戸国際大付は初回一死から西谷左前打、林死球、川中四球で満塁とし、打者石原の時に暴投で1点を返した。しかし続く一死二、三塁で追加点を奪えず、その後も走者を出しながら得点できなかった。9回途中まで投げた九国大付の先発岩見の前に散発3安打に抑えられて11三振を喫し、2試合で5本塁打を放った打線が沈黙した。


Leave a Reply