本日23日㈭に行われるプロ野球ドラフト会議。福岡県下の高校を卒業した大学生のうち10人がプロ志望届を提出している。大学野球については観戦の機会がほとんどなく情報も持ち合わせていないので、他メディアを参考にしながら忘備録的に残しておく。
彼らが最後の夏を迎えた2021年(短大の3人を除く)はセンバツで福岡大大濠がベスト8入り。夏は西日本短大附が11年ぶりに甲子園出場を果たした(初戦敗退)。この世代からはすでに柳川大晟投手(九国大付→日本ハム)、藤野恵音内野手(戸畑→ソフトバンク)、井﨑燦志郎投手(福岡→ソフトバンク)の3人が育成選手として高卒でプロ入り。柳川は支配下登録され1軍で活躍している。
| 選手名 | 所属(連盟) | 出身高校 | 守(投/打) |
| 毛利 海大 | 明治大(東京六) | 福大大濠 | 投(左/左) |
| 水﨑 康平 |
九産大(福岡六) | 沖学園 | 投(右/右) |
| 小中 稜太 | 九共大(福岡六) | 香椎 | 投(右/左) |
| 稲川 竜汰 | 九共大(福岡六) | 折尾愛真 | 投(右/右) |
| 江越 元樹 |
折尾愛真短大(九州地区) | 希望が丘 | 投(右/右) |
| 阿部 勝美 | 折尾愛真短大(九州地区) | 若松 | 捕(右/右) |
| 栗山 雅也 | 西南大(九州六) | 東福岡 | 外(右/左) |
| 阿部 謙心 | 九産大(福岡六) | 九産大九州 | 外(右/左) |
| 楠田 汰朗 | 日経大(福岡六) | 九国大付 | 外(右/左) |
| 村山 太一 | 折尾愛真短大(九州地区) | 折尾愛真 | 外(右/右) |

大学ナンバーワン左腕との呼び声も高いのが明治大の毛利海大。高校では130キロ台後半(筆者観戦時の最速140キロ)の直球にチェンジアップを軸とした投手だった。高3春にセンバツ出場、大崎、具志川商を連破して8強入りを果たしたが東海大相模に完敗。夏は準々決勝で筑陽学園に0-3で敗れている。大学では3年春から本格的にリーグ戦に登板。4年春はベストナイン、最優秀防御率に輝き、夏の日米大学選手権で国際大会も経験した。なお、福岡大大濠出身者は2019年の坂本裕哉(DeNA)から6年連続でドラフト指名されているが、今年もこの記録が伸びそうだ。

高校時代の注目度で毛利に続くのは九共大の稲川竜汰(折尾愛真)だろう。1年夏の初戦、若松戦でいきなり4安打完封。大型右腕として一躍注目を集めた。コロナ禍を挟んだ3年春は東筑紫学園戦で5回10奪三振。夏は5回戦まで進んだが優勝した西日本短大附に2-12でコールド負け。2年生田端が2回までに7点を失い、3回からのマウンドだった。高校時代もプロ志望届を出したが指名なし。
大学では1年春のリーグ戦で防御率1位となり、全日本大学選手権で東北福祉大を完封。2年時には大学日本代表選考合宿に参加した。3年春のリーグ戦開幕前、右膝半月板損傷の大けがを負い戦線を離脱したが、今春のリーグ戦で復帰。秋に再び防御率1位と最優秀選手賞を獲得している。

九産大の水崎康平(沖学園)も1年夏の初戦(九産大九州戦)で先発登板を果たしている。細身の体から快速球を投げて注目を集めたが3回に集中打を浴びて敗戦投手に。最後の夏は5回戦で九州国際大付に敗れ、目立った成績は残せなかった。九産大では3年秋に防御率1位のタイトルを獲得している。

九共大の小中稜太(香椎)は3年夏5回戦、0-0のまま延長に突入した柳川戦が印象深い。10回に1点を失って敗れたが柳川・松尾と一歩も譲らぬ投手戦を演じた。その前の4回戦でも星琳のアンダーハンド上村と投手戦を演じて4安打完封している。細身ながら長身から投げ下ろす130キロ前後の直球に、スライダーを交えて内野ゴロを打たせていく投球スタイルだった。九共大では先発で登板し始めたのは4年春からで、いきなりリーグ戦で防御率1位のタイトルを獲得。大学日本代表候補合宿にも参加している。

江越元樹(希望が丘)は2年前の夏ベスト4の活躍が記憶に新しい。130キロ台中盤の力強い直球にスライダー、チェンジアップを交える。気合十分、投げっぷりのよさが印象的な投手だった。大学は折尾愛真短大(九州地区大学連盟)へ。今春のリーグ戦では最優秀選手賞を獲得して1部リーグ昇格に貢献している。
野手は5人がプロ志望届を提出しているが、いずれも高校時代に特に目立つような選手ではなかった。九産大の阿部謙心は九産大九州の3番打者で、夏の大会3回戦・福岡第一戦で左中間本塁打を放っている。チームは続く4回戦でエースに山本大揮(九産大)のいた九州国際大付に敗れた。大学では2年秋に本塁打王を獲得、長打力と俊足を兼ね備えた選手として注目されている。
西南学院大の栗山雅也も東福岡時代は3番打者。3年春の九州大会に出場したが初戦敗退で、シードで迎えた夏は小中のいた香椎に敗れている。大学では3年秋のリーグ戦で最多本塁打、大学日本代表選考合宿に参加している。
折尾愛真短大からは江越を含めて3人が今年はプロ志望届を出している。阿部勝美は若松時代は5番捕手。3年夏は1勝しており初戦の鞍手戦で1打点の記録が残る。村山太一は折尾愛真時代は2番センター。日本経済大の楠田汰朗は選手層の厚かった九州国際大付では控え選手。大学では内外野を守れるユーティリティプレイヤーとして活躍している。

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