23日にドラフト会議、県内からは高校生5人がプロ志望届を提出




10月23日㈭に行われるプロ野球ドラフト会議に先立ち9日㈭にプロ野球志望届が締め切られ、今年は福岡県内の高校から5人が志望届を提出しました。昨年は県内から6人の高校球児がプロ野球志望届を提出し、柴田獅子投手(福岡大大濠)が日本ハム1位指名を受けて入団しました。今年も県内の高校生の指名はあるのでしょうか。

 選手名 守備(投/打) 短評
山本 嘉隆(九国大付)  投(右/右) 抑えで夏準Ⅴに貢献した146キロ右腕
持地 唯吏(久留米商)  投(右/右) 右サイドから最速141キロを投げ込む
神谷 凱士(飯塚)  外(右/左) 確実性と長打力を兼備する左の強打者
塩田 蒼太(苅田工)  外(右/右) スピードが魅力の外野手
江藤 暖翔(宇美商)  内(右/右) 長打力を秘める内野手
九国大付・山本

山本 嘉隆(九州国際大付/投手)
今春に公式戦初登板を果たすと、夏の大会では抑えとして本格デビュー。4試合に登板して14回1/3で21奪三振(奪三振率13.5)を記録。準決勝では東筑紫学園を相手に6者連続三振を奪うなど最速146キロ(筆者観戦時)の直球を武器にチームの準優勝に貢献しました。スライダー、カットボール、カーブなども投げますが、奪った三振の大半が直球。1球ごとに声をあげ、気迫満点の投球も印象的でした。

久留米商・持地

持地 唯吏(久留米商/投手)
2年次から主戦投手として活躍。名実ともエースとして迎えた昨秋は8強、今春は4強までチームを導きました。183センチの恵まれた体の持ち主で、右サイドハンドから最速141キロ(同)の直球、スライダーをコーナーいっぱいに決めてきます。今夏は3回戦の筑前戦を完封したものの5回戦の福岡工戦で自責点1ながら敗退。不完全燃焼のまま高校野球を終えましたが、次のステージでの活躍が期待されます。

飯塚・神谷

神谷 凱士(飯塚/外野手)
飯塚の4番打者として春、夏と活躍した強打の左スラッガー。観戦した2試合(春の大会、福岡中央地区大会)で7打数3安打4打点。夏の大会でも3試合で9打数6安打5打点と大暴れしました。福岡中央地区大会準決勝の宗像戦で放ったライトへの本塁打はライナーで柵越えした会心の一発。勝負強く、確実性と長打力を兼ね備えています。

塩田 蒼太(苅田工/外野手)
夏の大会(初戦敗退)では北九州戦に1番センターで出場し4打数1安打。左中間を破る二塁打を放ちました。身体はさほど大きくありませんがスピードがあり、春の大会の光陵戦ではセンター前に落ちそうな打球を俊足を飛ばして好捕するなど守備範囲の広さも光ります。

江藤 暖翔(宇美商/内野手)
夏の大会(初戦敗退)では星琳戦に2番セカンドで出場し2打数無安打1盗塁。観戦の機会はありませんでしたが、映像を見ると左翼ポール際にライナー性の大きなファールを放っておりリストの強さを感じさせます。上背はそこまでないものの打席での雰囲気がある選手です。

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