第157回九州地区高校野球福岡大会は11日㈯、準決勝2試合が行われます。勝者が九州大会(10月25日㈯~宮崎県)の出場権を得る大一番となります。
【第1試合】大牟田ー九州国際大付(10時)
大牟田はこれまでの5試合で失点は6。4強のなかではもっとも少ない数字で、すべて2点以内に抑えて勝ってきました。左腕小宮は90キロ前後のスローカーブ、さらに100キロ前後のチェンジアップと遅い球を駆使して打ち取っていく軟投派。かたやエースの菅家は130キロ台なかばのキレのある直球に鋭いスライダーで三振がとれる右の本格派。タイプの異なる2人の投手を、九州国際大付打線が攻略できるかが試合の見どころとなりそうです。
九州国際大付の5試合38得点は4強のなかでは最多。長打力のある牟禮・城野・吉田ら今夏の準優勝メンバーを中心に平間・柴原ら足の使える選手も多く、強打に加えて機動力をからめた攻撃も仕掛けてきます。ここまで東海大福岡、福工大城東と南北のシード校を下すなど、改めて力のあるところを示しました。福工大城東戦では4点リードを許しながらの逆転勝ちで、勢いもあります。
一方で投手陣はエース渡邉を軸に1年生左腕の岩見・山口らが控えますが、ここまで14失点とやや安定感を欠きます。大牟田は吉田・白水・宗の中軸がよく振れているだけに、付け入る隙はありそうです。打ち合いなら打力のある九州国際大付、投手戦になれば投手力の安定している大牟田に分がある展開が予想されます。
大牟田が勝てば昨春以来3季ぶり、九州国際大付が勝てば2022年春以来7季ぶりの九州大会出場となります。
<両校の勝ち上がり> *太字はシード校
大牟田 九州国際大付
修猷館 5-2〔2回戦〕真颯館 11⑥1
西南学院 8⑦0〔3回戦〕東海大福岡 6-5
福岡舞鶴 7⑦0〔4回戦〕小倉商 8⑦0
筑陽学園 3-2〔5回戦〕八幡 5-1
飯塚 5-2〔準々決〕福工大城東 8-7
<直近の両校対戦成績>
‣2023年夏 準決勝 九州国際大付4-3大牟田
‣2011年夏 準決勝 九州国際大付4-0大牟田
‣2006年秋 準々決勝 大牟田8-4九州国際大付
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【第2試合】久留米商ー福岡大大濠(13時)
福岡大大濠は4回戦の西日本短大附戦こそ8点を失いましたがそれ以外の4試合では合わせて3失点。伝統の投手を中心とした堅い守りは今年も健在です。下手投げの波多江は変化球で巧みにコーナーをつき、緩急もつけながら打たせてとる投球が持ち味。打線も左の巧打者・平岡を切り込み隊長に小峰、大隅、西ら長打力のある中軸を擁し、八女学院の本田、西日本短大附の梶原、東筑の深町ら左右の好投手を打ち崩してきました。
久留米商は平田、河口、古賀(塁)を中軸とする大型打線が看板。なかでも5番古賀は直近の2試合で6打数4安打5打点と当たっています。マウンドを守るのは右腕エース元村。低めいっぱいに決まる落差あるスライダーと力のある直球で、パート決勝の折尾戦では14三振を奪いました。ただ、これまでの対戦相手はすべて公立校。強豪相手に勝ち上がってきた福岡大大濠にどこまでその力が通用するか、真価が問われる一戦となります。
福岡大大濠が勝ては今春に続く2季連続、久留米商が勝てば2014年春以来、実に23季ぶりの九州大会出場となります。
<両校の勝ち上がり> *太字はシード校
久留米商 福岡大大濠
三井 10⑦2〔2回戦〕八女学院 8⑧1
糸島 2-1〔3回戦〕福岡第一 6-2
春日 8-3〔4回戦〕太宰府 5-0
福翔 9-3〔5回戦〕西短大附 9⑩8
折尾 5-3〔準々決〕東筑 4-0
<直近の両校対戦成績>
‣2025年春 準決勝 福岡大大濠7-0久留米商
‣2021年秋 4回戦 福岡大大濠8-6久留米商
‣2017年夏 準々決勝 福岡大大濠8-2久留米商
