春日が暁、占部の継投で武蔵台を1点に抑えて競り勝った。
両校無得点で迎えた3回、春日は先頭の暁が左前打。信國四球のあと田中が送って一死二、三塁とし、三嶋の遊ゴロ(二走挟殺)の間に暁が先制のホームを踏んだ。
追いつかれた直後の5回は江口が死球を受けて出塁すると臨時代走の別府が二盗を決め、暁が送って一死三塁。信國四球のあと、田中が三遊間を破って勝ち越した。
7回は別府が捕前にセーフティバントを決め、続く江口の投前バントで二塁封殺を狙った送球が乱れて無死一、二塁。占部が送ったあと信國のスクイズは捕邪飛となったが、併殺を狙った三塁送球が高投となり、さらにカバーに入ったレフトが後逸する間に二人の走者が相次いで生還、リードを広げた。

3回一死三塁の先制機を逃した武蔵台は5回一死後、飯田が三ゴロ失で出ると二盗を決め一死二塁。泉四球のあと山口は二ゴロ(二塁封殺)に倒れたが、吉田が中前打を放って追いついた。
6回は先頭の橋本が四球を選んだが、ここで登板した2番手・占部から石川がスリーバントを失敗し、宮本は二ゴロ併殺打。7回は一死から飯田が右翼線二塁打、8回も先頭の吉田が中前打を放ったが、いずれも後続が抑えられて追いつけなかった。
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| 第12回福岡地区高校野球大会 1回戦 (2025年4月12日・土/雁の巣野球場) |
| チ 一二三四五六七八九 計HE 武蔵台 000010000 154 春 日 00101020x 443 武蔵台 年 打安点 春 日 年 打安点 (三)飯 田➂ 510 (遊)信 國➂ 200 (捕) 泉 ③ 310 (二)田 中② 311 (中)山 口③ 300 (一)三 嶋② 401 (二)吉 田➂ 321 (右)永 野② 200 (投)信 國➂ 400 打右 大津➂ 200 (一)橋 本➂ 300 (捕)井 河➂ 400 (左)石 川➂ 410 (中)中 島③ 200 (右)宮 本➂ 300 (左)別 府③ 420 (遊)中 尾➂ 400 (三)江 口② 300 ーーーーーーーーーー (投) 暁 ③ 110 ーーーーーーーーーーー 投 占 部② 000 球犠振盗残 球犠振盗残 501219 531227 —————————————- 投 手 回 安球振責 投 手 回 安球振責 信國 8 45122 暁 5.0 3550 ーーーーーーーーーー 占部 4 2070 ———————————————— ▼試合時間/11:59~13:51 ※公式記録ではありません ※打者名の下線は左打ち、投手名の下線は左投げ |
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今春ベスト16入りを果たした武蔵台と昨春優勝校・春日の公立校対決は、わずかなスキをついて得点を重ねた春日が競り勝った。

春日の先発・暁は小柄な右サイドハンド。直球にスライダー、カーブを交えての投球を見せた。毎回のように走者を出しながらも要所を抑え、5回まで1失点(自責点0)。球威はさほど感じなかったが外角へのスライダー、直球で5つの三振を奪った。立ち上がりに2つの四死球を与えたものの、全体的にストライク先行で安定感ある投球。1点リードを奪った直後の6回、先頭打者に四球を与えたところで降板した。

2番手としてマウンドに上がったのは、エースナンバーをつけた2年生右腕の占部。スリークォーター気味のやや低い腕の振り出しから直球、スライダー、チェンジアップを交えストライクをポンポンとってくる。剛腕タイプではないが4イニングスを投げて7奪三振(うち1つはスリーバント失敗)。アウトの半分以上を三振で奪い、そのウイニングショットの大半が直球だった。2本のヒットを許したが四死球はゼロでテンポもよく、まずは危なげのない内容だった。
守備では失策が3つあったが、二遊間の堅さが光った。特にセカンド田中は初回二死一、二塁でセンター前に抜けようかという高いバウンドの打球を逆シングルで捕球し、そのまま二塁ベースにグラブトス。咄嗟に出たプレーというより、練習の跡を感じさせる動きだった。グラブさばきも柔らかくセンスを感じさせる内野手。2回無死一塁では、ファーストとサードがダッシュ、一塁ベースにセカンドが入り捕手からのけん制で刺すピックオフプレーを披露した。
打線は4安打に抑えられたが、うち2本が別府のセーフティバントを成功させたもの。第二打席もアウトにはなったがセーフティバントを試みており、俊足を生かして信國を揺さぶった。

武蔵台はエース信國が先発。春の大会ではパート決勝で福大大濠を相手に2失点の好投をみせた長身左腕だ。恵まれた体格を生かし、セットポジションから伸びのある直球にスライダー、チェンジアップ、カーブを交え初回はいきなり三者連続三振。ただボールになる球も目立ち、球数は8回までに147球を要した。それでも被安打は4、直球を中心に奪った三振は12。勝ち投手にふさわしい数字を残したが、四死球や失策などのスキを突かれて失点を重ねた。
打線では4番吉田が木製バットで2安打。いずれも投手の足元を抜くセンター前ヒットだった。飯田、泉も二塁打を放ったが後続が続かず、終わってみれば2人の投手の前に12三振。4失策も含めて攻守に課題を残す結果となった。


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